2014年11月25日

虫眼とアニ眼 (新潮文庫)

設計は「全体から始まって詳細に至る」って学校では教わったけど、宮ア駿の建物はまず欲しい部屋から描き始めて増殖していく。
そして、町を一つ構想するのにも、まずは町の一番いい所に子どもたちが家に帰りたがらない保育園を構想するところから始める。
保育園の周りは住宅地。直線や水平を減らして、うねりやカーブを多用し人間の感覚を呼び覚ます。

2002年の本だけど、冒頭の挿絵集がとーっても面白い!都市計画でさえも部分から発想して増殖していく作り方なんだけど、子どもと老人が豊かに暮らせる街の構想が古いのに新しい!ホビットの洞窟住居のような保育園舎。見開きで10頁以上の挿絵、眺めるだけでドキドキした♪

商品説明
「虫眼」の人、 解剖学者養老孟司と「アニ眼」の人、アニメーション作家宮崎駿との3度にわたる対談集。

「虫眼」とは、虫の身体の見逃してしまうくらい微小な特徴を目ざとく見つけ、それに感動できるセンスを持っている人のことである。宮崎は、その「虫眼」こそ、養老の自由な発想の源だと指摘する。2人は、『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』などの宮崎作品や自然と人間とのかかわりあい、そして若者や子どもをめぐる現状についてざっくばらんに語りあっていて、とっつきにくい話題も身近なことのように感じられる。

冒頭で「養老さんと話してぼくが思ったこと」と題して宮崎が描き下ろしている、22ページにも及ぶカラー漫画が、濃密で刺激的だ。ここでは、老若男女の誰もが「隠された自分の感覚や能力を発見できる」町の創設を、「養老天命反転地」をデザインした荒川修作とともに提唱している。とくに、保育園や幼稚園を中心にして町づくりがなされているところが、子どもたちに関心を注いで映画作りをしてきた宮崎らしい発想である。巻末には、養老の「見えない時代を生き抜く―― 宮崎アニメ私論」が収められている。宮崎との対談を受けての、日本人や日本文化の「都市化・脳化」にたいする警告が強く発せられている。

宮崎と養老は、格別に親しい間柄ではないという。しかしお互いに一目置いているのが行間からうかがえる。その距離のとりかたが、2人のやりとりに適度な緊張感を与えている。(文月 達)

著者略歴
養老孟司

解剖学者。1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、1年間のインターンを経て、解剖学教室に入り以後、解剖学専攻。虫採りは大学入学後も続けている趣味。’67年東京大学大学院博士課程修了。’81年東京大学医学部教授。東大出版会理事などを務める一方、著書を多数発表し、’89年『からだの見方』でサントリー芸術大賞受賞。’95年に東京大学を退官し、現在、東京大学名誉教授、北里大学一般教育総合センター教授

宮崎駿
アニメーター・演出家。1941年、東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)に入社。その後、Aプロダクション、日本アニメーションなどを経て、’85年スタジオジブリ設立に参加。その間『アルプスの少女ハイジ』(’74)の場面設定・画面構成を務め、『未来少年コナン』(’78)『ルパン三世 カリオストロの城』(’79)『風の谷のナウシカ』(’84)を演出・監督。その後ジブリで『天空の城ラピュタ』(’86)『となりのトトロ』(’88)『魔女の宅急便』(’89)『紅の豚』(’92)『もののけ姫』(’97)『千と千尋の神隠し』(’01)を監督する

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2014年11月22日

不純な動機ではじめよう (一般書)

この本の前に読んだ岡田さんの本と、方向性は同じで有りながら、ある意味で正反対な内容(笑)
愛されるキャラクターでなく、とんがったハグレモノとしての生き方を誇ろう!という提言だ。
なんだろう?文章にとても勢いが有って読みやすかった。
他者と違う生き方をして抜きん出るために、著者が何をやってきたのか、人に何をアドバイスしてきたのか、割と具体的に書いてあって面白かった。
私も、まずは服装を変えるところから初めてみよう!

内容(「BOOK」データベースより)
10代の頃から次々と1億円規模のビジネスを作り、有名ベンチャー企業役員、ときにはオリコンランク入りするミュージシャン、自称「ビジネステロリスト」が書いた人生を変える劇薬!腹ではなく、魂を満たせ!本気で人生を変えたい人のために、あえて「やり方」ではなく「あり方」を追求した一冊!

著者について
19歳、早稲田大学在学中に英語翻訳者として起業。その後、編集、営業、Web制作などビジネス武者修行に出て22歳で1億を稼ぎ、会社を創業。現在は、「小っちゃな革命」をテーマに活動中のビジネステロリスト。

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2014年11月20日

僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない (PHP新書)

この本の要諦は、愛されニートになろう!ということだね。
何か人手が必要な時に、じゃああいつに頼もうって思い出してもらえるキャラクター。全てはそういう「お手伝い」から初めて、お金を貰える仕事、貰えない仕事、お金を払ってやる仕事、などの色んなパターンで複数の仕事を同時平行で回していく。著者は50もの仕事を掛け持ちしているらしいけど、我々だって3〜4の仕事を掛け持ちするのは面白かったなあって思い出した。

最近は堀江さんも同じように多職を奨めて話題になったけど、正社員という階級から外れて生き方を模索している人には現実的な方法だと思った。

内容紹介
就職を考えている若者の過半数が「なんで決まんないのかなぁ」と悩み、決まっている人も大喜びできず、「これでいいのかなぁ」と半信半疑。苦労の末に入った会社なのに、しんどすぎて、すぐにでも辞めたい。チャンスを一回逃したら「新卒」と呼ばれなくなって、さらに厳しい。転職活動はこれまた輪をかけて厳しい――。

何かヘンです。
明らかに、何かがズレています。

就活や会社生活に疲れきったすべての日本人に向けて、「評価経済社会」の到来を予言した稀代の評論家が、金儲けからもストレスからも余計なプライドからも解放された、なんとなく気持ちのいい新しい働き方を紹介します。

キーワードは「未来格差」「3つのC」「お手伝い」。

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就職がしんどい――よくよく考えれば異常。内定が出ない。苦労の末に入った会社はブラック企業。転職も厳しい。いつの間に日本人は、こんなに「仕事」で悩むようになったのだろう。

どうやら僕たちは「働く=就職」と勝手に思い込んでいないだろうか。なぜか。安定した収入が欲しいから。じゃあ、それは食うため? 好きなことをするため? ところでお金って、そんなに必要なの?

大企業で働いていても公務員になっても安心できなくなった現代では、「そもそも就職は無理なんじゃないの?」と岡田さんは指摘します。また同時に、「評価経済社会」という未来の姿に気づき、準備を進める人とそうでない人の「未来格差」が広がっている、とも。

その未来で生き残るには、コンテンツ(能力)、コミュニティ(人間関係)、キャラクター(人柄)の「3つのC」が必要です。そして、3つのCを活かして、「就職」ではなく「お手伝い」をするのです。報酬があるものから持ち出しのあるものまで、何十個もの仕事を同時にこなす――それが結果として、人生に安定をもたらします。

第1章 もう就職できないかもしれない
第2章 でも、そんなにお金は必要なのか?
第3章 お金は動かなくても経済はまわる
第4章 「お手伝い」という働き方
第5章 最後は「いい人」が生き残る
終 章 あらためて就職を考えよう

就職や仕事の問題に悩んでいるみなさん、「仕事サーファー」「愛されニート」という生き方を選んでみるのはどうですか?

著者について
1958年大阪府生まれ。社会評論家、FREEex主宰。84年にアニメ制作会社ガイナックス設立後、東京大学やマサチューセッツ工科大学の講師を経て、現在は大阪芸術大学客員教授。
おもな著書は『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)、『評価経済社会』(ダイヤモンド社)、『あなたを天才にするスマートノート』(文藝春秋)、『「世界征服」は可能か?』(ちくまプリマー新書)、『オタクの息子に悩んでます』(幻冬舎新書)、『「風立ちぬ」を語る』(光文社新書)など多数。
なお、FREEex(フリックス)は、フリー化された岡田の原稿・発言をもとに、メンバーがコンテンツの制作や公開などを行うユニークな組織。
公式ブログ「岡田斗司夫なう。」 http://blog.freeex.jp/

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2014年11月14日

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話


口語体なのでとても読みやすく、内容が面白くてぐいぐい読めてしまった!
ほんとに、この本とドラゴン桜を高校時代に読んでいたら、私ももっと高偏差値を目指して挑戦していたはずだ!
というくらい、やる気が起きる本だと思う。子供に読ませてやりたい。

内容紹介
一人の教師との出会いが、金髪ギャルとその家族の運命を変えた――
投稿サイトSTORYS.JPで60万人が感動した、笑いと涙の実話を全面書き下ろしで、完全版として書籍化。
子どもや部下を伸ばしたい親御さんや管理職に役立つノウハウも満載。

「ダメな人間なんて、いないんです。ただ、ダメな指導者が、いるだけなんです」

「子どもにとって、受験より大事なのは、絶対無理って思えることを、やり遂げたっていう経験なんです」

子どもや部下を急激に伸ばせる心理学テクニック&学習メソッド等も満載。

〈主な登場人物〉
【さやかちゃん】偏差値30のギャル。天然ボケ回答連発も、へらず口が得意。校則違反はするが正義感は強い。
【坪田先生(僕)】心理学等を使って、多くの生徒の短期間での偏差値上昇(20~40上昇)を請け負うカリスマ塾講師。
【ああちゃん】悲しい子ども時代の経験から、熱い子育て論を持つお母さん。一風変わった子育て法に世間の風当たりは強い

著者について
株式会社青藍義塾(せいらん・ぎじゅく)代表取締役 塾長、学校法人大浦学園 理事長。
自ら生徒を指導する教育者でありながら、同時に、IT企業など複数社を創業した起業家であり、それらの経営者でもある。
その活動の場は日米にまたがり、ネイティブ並みの英会話力を誇る。TOEICは990点(満点)。
これまでに1000人以上の子ども達を個別指導し、心理学を駆使した学習指導法により、生徒の偏差値を短期間で急激に上げることで定評がある。
教え子には、「高3の夏まで文系クラスだったが、その後、理系に転向して国立大学医学部に合格した女の子」、
「高3時に学年で100番以下だったが、東京大学に合格した男の子」など、異例のエピソードを持つ者多数。
なお、本人曰く「足の短さにも定評がある(身長145cmの子どもに負けたことあり)」。愛知県名古屋市在住。

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2014年11月07日

予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える (光文社新書)

最近はよく「予防接種は危険」という本の紹介を見るようになっていたので、注射嫌いの私は尻馬に乗って、だから注射なんて打たないほうが良いんだよ〜!って言ってたんだけど、医業の友人からこの本を奨められた。
結局のところ私は、医学データも統計データなどの情報ソースも自分で調べる事が無いので、このような本の著者調べによるデータに頼るしかないのだけど、とても理路整然としていて、根拠となるデータも掲載されており、とても説得力があった!
なるほど、予防接種は有効なのかもしれない。
ただ、注射は嫌なので、代替方法を早く普及してもらいたい!

内容(「BOOK」データベースより)
なぜ、ワクチンは嫌われるのか。開発と副作用による事故をめぐる歴史も振り返りつつ、今の日本の医療政策、メディア、そして医療の受け手側の問題点などを一つ一つ明らかにしていく。新型インフルエンザ、多剤耐性菌問題、ホメオパシー、ゼロリスクなど、最新のトピックも分析しながら、ワクチン問題の「好き嫌い」と「正邪」の部分を切り離し、読者を新たな視点に導く、新しいワクチン論。

著者略歴
岩田健太郎

1971年島根県生まれ。神戸大学大学院医学研究科・微生物感染症学講座感染治療学分野教授。1997年、島根医科大学(現・島根大学)卒業。沖縄県立中部病院、コロンビア大学セントルークス・ルーズベルト病院内科などで研修後、中国で医師として働く。NYで炭疽菌テロ、北京でSARS流行時の臨床を経験。2004年帰国し、亀田総合病院(千葉県)に勤務。感染症内科部長、同総合診療・感染症科部長を歴任し、現職

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2014年11月01日

わたしのウチには、なんにもない。

清々しい読後感!
私ももっと持ち物を手放して、こんなにスッキリと物がない生活を送りたいと思った!
服と本がタップリとあるので、もっと勇気を持って手放していこう〜!

内容
断捨離ブログランキング1位、汚部屋脱出。

著者略歴
ゆるりまい

仙台市生まれ。グラフィックデザインとイラストの仕事をする

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