2008年12月12日

スタバではグランデを買え!

価格と生活の経済学
著者/訳者名 吉本佳生/著
出版社名 ダイヤモンド社 (ISBN:978-4-478-00229-2)
発行年月 2007年09月
サイズ 284P 19cm
価格 1,680円(税込)

正直、この手の本を読んで楽しむのには、ちょっとタイミングが悪かったかな。いや、前々から読みたいなあとは思っていた本なのだけど。
気持ちがこの内容に向いていなかったので感動薄。

意外で興味を引いたのは、お店の出店計画を考えるときに、どういう考え方で持ってどういう場所に出店するのかが経済学的にわかりやすかったところ。

当然なのかもしれないけど、適当にお店出してるわけじゃないんだよね。

それから、仕事の能力が優秀な人と、まあまあな人と、これらをどのように生かして活用すれば理想的な成果を生み出すことができるのか、ということも数字で説明されている。

このような、人のマネージメントの部分までも計算できるようになっているんだね。

最後に公共事業のこと。「子どもの医療費の無料化は、子育て支援と言えるのか?」
結論から言うとむしろ「言えない」くて、さほど必要でない人が病院に通うようになることで、本当に必要とする人が時間的に余計なコストを強いられる。医者の労力も浪費する。

ならば、医療制度の拡充にコストを分配すべきだよね。

公共事業では特に、「間違い(失敗)だったことを認める」ことが重要で、これを認めないが為にさらなる余剰コストがかかり、税金の無駄遣いが無くならないというジレンマに陥るということが明快に説明されている。

本の内容
あのモノやサービスの値段はどうやって決まっているのか?有名コーヒー店の値段のしくみ、携帯電話の超複雑な料金体系、映画DVDの「だんだん値下げ」、100円ショップの安さの秘密…今まで「そういうものだ」と思っていた社会のしくみに、経済学というフィルターを通すと、意外な理由が見えてきます。

目次
第1章 ペットボトルのお茶はコンビニとスーパーのどちらで買うべきか?―
 裁定と取引コストが価格差を縮めたり広げたりする
第2章 テレビやデジカメの価格がだんだん安くなるのはなぜか?―
 規模の経済性が家電製品の価格を下げる
第3章 大ヒット映画のDVD価格がどんどん下がるのはなぜか?―
 企業は、高くても買う消費者にはできるだけ高く売ろうとする
第4章 携帯電話の料金はなぜ、やたらに複雑なのか?―
 携帯電話会社はいろいろな方法で消費者を選別する
第5章 スターバックスではどのサイズのコーヒーを買うべきか?―
 取引コストの節約は、店と消費者の両方に利益をもたらす
第6章 100円ショップの安さの秘密は何か?―
 ときには、追加コストが価格を決める
第7章 経済格差が、現実にはなかなか是正できないのはなぜか?―
 所得よりも資産の格差のほうが大きな問題である
第8章 子供の医療費の無料化は、本当に子育て支援になるか?―
 安易に政府に頼る国民は、結局は大きなツケを負わされる
最終章 身近な話題のケース・スタディ―
 付加価値に分解して考える

著者情報
吉本 佳生(ヨシモト ヨシオ)

経済学者(エコノミスト)。1963年三重県紀伊長島町生まれ。名古屋市立大学経済学部卒業後、住友銀行勤務を経て、名古屋市立大学大学院経済学研究科満期退学。大学や企業研修などで、生活経済学、国際金融論、マクロ経済学、ミクロ経済学、経済数学、国際経済学、ファイナンス論などの講義・演習を教える経験をもち、主な著書に『金融広告を読め』(光文社新書)、『金融工学の悪魔』、『ニュースと円相場から学ぶ使える経済学入門』、『The Economistの記事で学ぶ「国際経済」と「英語」』、『The Economistの記事で学ぶ「国際金融」と「英語」』(以上、日本評論社)などがある

にほんブログ村 本ブログへ
もっと、たくさんの人の書評を読みたいなら、
【書評blog】ランキングの1位〜10位の人気ブログはコチラ!

セブンアンドワイで本、DVD、ゲームを買う。
セブン-イレブン受取りなら送料・手数料0円で24時間365日受け取れる!
posted by yotu at 15:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 会計
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/111109821

この記事へのトラックバック