2011年04月13日

勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan

いや〜、この本も超面白かった♪
というのも、この本の前に大前さんの本を読んでいたのがタイムリーで、大前さんがコンサルタント的な論理思考で日本の社会を変えていこうと提案しているものと、勝間さんが同様の論理的思考で日本を変えようと提案しているものが非常に良く似ていたから。
どちらも「マッキンゼー」というところで問題の設定と問題の解決を徹底的に身に付けてきた人だからだね。

特に第1章で考察している点がとても良く似ていて、日本社会は個人の問題ではなくむしろ「構造的な問題」として捉えて解決を図っていかねばならないこと。
それから自らを磨く勉強法としてロジカルシンキング(論理思考)、ラテラルシンキング(水平思考)、フレームワークなどを身につけると良いこと、など共通点が多いし、私も腑に落ちた。

第2章の西原さんとの対談では、男女共同参画から始まるんだけど、もっと広く家族・教育・子どもを包括的に考えていかなければ解決に向かわないのではという提案にも感心する。

第4章の雨宮さんとの対談でも、爆発的に広がりつつある貧困問題には、感情的な見方ではなく、もっと論理的に見て構造的制度的な問題解決を図る必要があるということや、こうしてちゃんと読んでみなければわからない問題がまだまだ隠れているんだということがよくわかった。

第5章では、アメリカと比較しながら今先進的に行われている物事とその善い点、問題点を両方きちんと並べた上で考察しているのが面白い。とくに「社会起業」についての先進事例にはこんなにもまだまだたくさんの問題点が埋蔵されているんだということがよくわかった。

これが大前さんの言っていた論理思考で物事を見ていくという良い例なのだなあと、勝間さんの見識の広さに改めて感服しつつ、はてさて、自分はまず自分のプラン通りにきちんと動いていかなければと改めて決意を新たにしたのであった!

内容紹介
日本はいつから未来に希望を持てなくなってしまったのか。
“明日にワクワクするニッポン”をみんなで作りたい。
私も始めた小さな一歩を今日から試して見ませんか。

1.空前の若年失業率、日本はなぜ若者が暗い国になってしまったのか。
「若者の国=日本」がなぜ終わってしまったのか。
世界を変えてしまった3つの変化を考える。
・情報革命
・クリエイティビティ
・フリーランス指向

2.「男女共同参画」は、女性だけのためではない
先進国並どころか、アジアの中でも遅れている日本の男女共同参画
「男女共同参画」で得をするのは女性と若者
「男女共同参画」は未来への投資

3.二大異色対談
最強ワーキングマザー対談(西原理恵子さん)
ワーキングプア、ワークライフバランス、男女共同参画を縦横無尽に語る

脱・ワーキングプア対談(雨宮処凜さん)
雨宮さんと一緒に考えた「変える」ために今できること

4.ニューヨークで考えたポスト資本主義
アメリカから学びたいこと、学んではいけないこと
著者からのコメント
この本は、毎日新聞で好評をいただいた漫画家、西原理恵子さんとの対談を契機に、雨宮処凛さんとの対談及びさまざまな書き下ろしを加えて出版したものです。

男女共同参画、少子化問題、貧困対策、ポスト資本主義など、社会面でのさまざまな課題をわかりやすく噛み砕き、私たちがどのように考え方を変えていくと、若い人たちが希望を持てる国、日本が誕生するのか、一つ一つの問題を分析し、15の提言を作成しました。

そして、新しい試みとして、この本に閉じず、今後毎日新聞に10月から連載をする「勝間和代のクロストーク」などの記事を通じて、継続的なディスカッションを紙面・ウェブを通じて行っていく予定です。

もうすぐ日米共に選挙が待ち構えていますが、特に日本においては、各政党や政治家が、どこまで明るい将来を若い世代に残そうとしているのか、この本の内容や提言と比較しながら、1人1人が評価を行えるよう、活用していただきたいと思います。

1人でも多くの人が意志をもって選挙に行き、少しでも若者が活躍でき、男女共同参画が可能に、子どもも産まれ、かつ、貧困対策も充実する、そんな社会形成に向かって少しずつでいいので、私たちの日常のちょっとした考え方や行動規範を改善していくことを提案しています。

著者略歴
勝間 和代

1968年、東京都生まれ。経済評論家、公認会計士。慶應義塾大学商学部卒。在学中に公認会計士試験2次試験に合格、日本の大手監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。アーサー・アンダーセン(公認会計士)、マッキンゼー(戦略コンサルタント)、JPモルガン証券 (ディーラー・証券アナリスト)を経て、2007年に経済評論家として独立。その一方、1997年から、ワーキングマザー支援サイト「ムギ畑」を主宰。その活動を評価され、05年に米ウォールストリートジャーナル紙の「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれ、06年にエイボン女性大賞を受賞。評論家として独立後はビジネス書の分野で次々とベストセラーを生み出し、「勝間ブーム」と呼ばれる。08年、第1回ベストマザー賞受賞(経済部門)。内閣府男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員、総務省「ICT成長力懇談会」メンバーも務める。3女の母

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posted by yotu at 16:45 | Comment(1) | TrackBack(0) | 生き方暮らし方
この記事へのコメント
nogaさん
コメントありがとうございます。
コメントの文章はとても共感できるものだし、リンク先の読み物もとても面白いものなのですが、今回の記事に間接的に関連するものではあっても直接的に関連しているものとは思えないので、nogaさんのコメントは掲載しません。
Posted by YOTU at 2011年04月13日 17:44
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