2012年03月29日

千年樹

1000年立ち続けるくすの木の周りで起きる人間たちの営み、のオムニバス。
どの話も、決して気持ちのよい話ではない。
人が生きていくということは、こんなにも侘しいことなのかと。

そしてこの木には子どもの幽霊が憑いている。
荻原作品には子どもの幽霊が定番だよね。
でも、この木の周りで起きることは、決して良い事ではない。
むしろ、ちょっとした呪いの樹になっている。
他愛のない呪いのようでいて、あれ?再婚夫婦の長女の女の子は結局どうしちゃったんだろう?

不思議な物語でした。

出版社/著者からの内容紹介
木はすべてを見ていた。
ある町に、千年の時を生き続ける一本のくすの巨樹があった。千年という長い時間を生き続ける一本の巨樹の生と、その脇で繰り返される人間達の生と死のドラマが、時代を超えて交錯する。

千年を生きたクスノキの物語。それは、繰り返された人間たちの物語。

著者略歴
荻原 浩
1956年埼玉県生まれ。コピーライターを経て、1997年『オロロ畑でつかまえて』で第10回小説すばる新人賞受賞。2005年『明日の記憶』で第18回山本周五郎賞受賞

にほんブログ村 本ブログへ
もっと、たくさんの人の書評を読みたいなら、
【書評blog】ランキングの1位〜10位の人気ブログはコチラ!

posted by yotu at 22:59 | Comment(0) | TrackBack(1) | ファンタジー
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/261326606
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

『明日の記憶』
Excerpt: 明日の記憶 (光文社文庫)荻原 浩 by G-Tools 50歳にしてアルツハイマーになったサラリーマンの、発症から悪化していくまでを描いている。 娘の結婚、孫の誕生、会社でのポジシ..
Weblog: 月のブログ
Tracked: 2012-04-14 17:26