2012年06月27日

あの日にドライブ

はじめこの本は、車に乗ったままタイムスリップするようなSFだとばかり思っていたら、何時まで経っても主人公の愚痴っぽい妄想が続くので、あれ?と思っていたら
徐々に主人公の妄想にも現実が見えるようになってきて、同時に現実も運が向くようになってきて、やがてラストに向かっていく。

それにしても、萩原小説の「お父さん」はいつもこういう、妻や子どもから爪弾きにされているよね。
なんだけど、初めからグイグイと読ませてくれる本なんだよなあ〜。そこが不思議。

人生にやり直しがきくのだろうか?
タクシー運転手という仕事がどのような仕事で、どうやれば稼げるのか?ってところまでちょっとわかってきたのもこの本の収穫です。

出版社 / 著者からの内容紹介
元エリート銀行員だった牧村伸郎は、上司へのたった一言でキャリアを閉ざされ、自ら退社した。いまはタクシー運転手。公認会計士試験を受けるまでの腰掛のつもりだったが、乗車業務に疲れて帰ってくる毎日では参考書にも埃がたまるばかり。営業ノルマに追いかけられ、気づけば娘や息子と会話が成立しなくなっている。
ある日、たまたま客を降ろしたのが学生時代に住んでいたアパートの近くだった。あの時違う選択をしていたら…。
過去を辿りなおした牧村が見たものとは? 『明日の記憶』著者の最新長編! --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容
牧村伸郎、43歳。元銀行員にして現在、タクシー運転手。あるきっかけで銀行を辞めてしまった伸郎は、仕方なくタクシー運転手になるが、営業成績は上がらず、希望する転職もままならない。そんな折り、偶然、青春を過ごした街を通りかかる。もう一度、人生をやり直すことができたら。伸郎は自分が送るはずだった、もう一つの人生に思いを巡らせ始めるのだが…。

内容
人生、今からでも車線変更は可能だろうか。元銀行員のタクシー運転手は、自分が選ばなかった道を見てやろうと決心した…。『小説宝石』連載を再構成、大幅に加筆・訂正して単行本化。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

著者略歴
荻原/浩

1956年埼玉県生まれ。’97年「オロロ畑でつかまえて」で小説すばる新人賞を受賞。2005年には『明日の記憶』で山本周五郎賞を受賞した

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posted by yotu at 22:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー
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