出版社名 TAC株式会社出版事業部 (ISBN:978-4-8132-2712-0)
発行年月 2008年02月
サイズ 233P 21cm
価格 1,470円(税込)
結局のところ、最新の税法に対応している法人設立の本ってまだまだ少ない。
かつ、割と最近の法人設立本は株式会社の設立に偏っており、合同会社の設立に専門ページを割いている本が少ない。あっても、説明がわかりづらい。
そんな中で両法人形態を網羅して、さらにLLPに関しても細かく分かり易くそれぞれの特徴を説明した上できっちりと設立手順を教えてくれているのはこの本だけでした。
ついでに法人設立後の手続きから、巻末の「こういう業種にはこの法人形態が合う」というQ&Aに、私が気になっていた外国為替証拠金取引を事業化する時のことが説明されていて、私にはベストマッチした本でした!
ただし、合同会社の設立は株式会社設立の部分を端折ったものであるためか、合同会社の定款ひな形の中に「株式」という言葉が出てきてしまう誤植もある。
さらに、電子定款の有用性を説明していながら、設立説明のページでは電子定款の事に触れず、印紙税を払うことが前提となった設立法しか掲載されていないので、自分で公証役場や法務局のHPを見ながら応用させていくとやっと節約設立ができるようになる!
目次
第1編 会社・組合組織の改正
第2編 株式会社、LLC、LLPの特徴、運営
第3編 会計・税務
第4編 会社設立の手続
第5編 社会保険の加入手続
第6編 相談事例
著者情報
中村 真治(ナカムラ シンジ)
税理士。主な業務内容
(1)法人、個人の会計、税務申告業務。
(2)相続税対策。
(3)資金調達に関するコンサルティング業務。
(4)予算実績管理システムなどのソフトウェア開発。
事務所名、中村真治税理士事務所




結構にぎわっていたので順番待ちかなと思っていたら、相談窓口には誰もいない。そこで腕組みをして、苦虫を噛み潰したような渋い顔をしたおじさんに「相談はここですか?並ばなくてもいいですか?」と声をかけた。
おじさんは声も出さず武士のように「うむ」とうなずき、私は席について持ってきた資料を取り出す。で、今日は○○についての相談なのですが・・・と言いかけると、「ああそれは向こうだから」とアゴで振られた先には忙しそうに書類をチェックする、これまた目じりを釣り上げたお姉さんが一人。
その間、おじさんは腕組みを崩さず、反り返った姿勢も崩さない、まるで社会に舐められないことを信条として突っ張っているような姿が印象的だった。
よほど相談窓口に人に来て欲しくないのだろう。
あらそうですかと、そそくさと席を立ち、お姉さんのいるカウンターにいき、○○についての相談はこちらでいいですかと尋ねると、忙しい手が止まらずに見向きもせず、ええここですよとの返事。
書類を出す数十秒ほどの間、お姉さんは忙しいチェックに見切りをつけ、話しだした私の書類に目を向ける。口調は幾分柔らかい。お姉さんのネイルアートがお洒落だったが、目を見て話そうとすると凄く睨んだ表情なのがせっかくの美人を台無しにしていた。
結局、相談が終わるまで笑顔を見ることが無かった。
友人のおじちゃんが言っていた、役所も随分サービス精神旺盛になってきたが、法務局と警察だけは最悪の窓口だと。
法務局の手続き窓口はにぎわっていて、見てると悪い接客の印象はなかった。やっぱり古い体質の人だけなのかな。
相談が終わるとその足で市役所に向かう。
手続き申請書を書いていて、ふとあることに気がついた。
「平成20年2月22日」
おお、2が並んでる!
窓口に行き、書類を手渡すと、受付番号「220」番。
おおお!2が並んだことに感動した!
市役所の窓口も随分前から愛想がよく、不快にならずに手続きができるようになった。今回も50代くらいのおじさんだったが、顔の怖さとは異なりにこやかで、丁寧に教えてくれて、今日は混んでいて30分くらい待つことになりますが申し訳ありませんって断ってくれた。
受け取りコーナーのお姉さんも営業スマイルを崩さない。
こういうのってやっぱり大切。