2008年09月13日

プライドワーク 自分をつくる働き方

著者/訳者名 今一生/著
出版社名 春秋社 (ISBN:978-4-393-49528-5)
発行年月 2007年10月
サイズ 217P 19cm
価格 1,890円(税込)

著者の本ってこれまでにもよく読む機会が多かったのだけど、著者がこれほど自分のことを語っているのはこの本が一番だね。

というわけで、前半はかなりのページを割いて「今一生」がどういう生き方をしてきたのかということが描かれている。これが結構興味をひかれた。

バンバン本も出して、あちこち名前も聞いていたので、もっと小金持ちな人かと思っていたんだけど、このノンフィクションフリーライターという仕事も、結構、自転車操業的なお仕事なんだね〜。決して楽な生き方ではないようだ。

さて、そんな生き方をしてきた著者が、「やりたいことをやって食えている方々の働き方」に興味を持って学んでみようとしているのが最近のスタイルで、この本にも、それはそれは興味深い生き方をしている20代後半から40代の人々の素晴らしい生き方が取材されている。

恥ずかしながら、たとえばMo‐Houseさんなんて、面白住宅特集で住宅のことはよく見聞きしていたけれど、こんな授乳服で働く人のことを考えた会社を作って運営していたなんて全然知らなくて、それはもう感動しました!

ドゥーイットの坂本えりかさんの、10代の頃から高校へ通うために自営業を続けてきたという凄さには驚かされた!

その他の登場人物たちもとても面白いんだけど、終章の「自分に合った人生へ軌道修正しよう!」でまとめている著者の考え方にもまた共感することが多かった。キーワードは「共依存を辞めて、自営業を志そう」というところかな。

いつでも、どこでも、時も場所も選ばずに稼ぎ出せる人になりたくて自営業を志すようになったという点では、私個人はどうも労働組合運動にはうまく共感できないでいたんだけど、同じように考えている人がいたということが嬉しかった。

ただ、確かに自営業を志せっていうのは、個人から自信と尊厳を奪い、組織に従属させようとする教育を行ってきた日本で、それにどっぷりと浸かってきた人たちにとっては「マッチョ」な思想なんだよね。それが多数派に受け入れられない所以。

みんな組織の庇護のもとで、たとえ日がな一日窓際に座っていようとも、毎月安定した収入が振り込まれる方がいいと考えてしまうのは致し方ないことだと思う。

それでも、それだけじゃ嫌だ、金か自尊心かの二者択一ではなく、金も自尊心も得られるような仕事に従事したいと強く願う人たちが表れている。そんな気持ちを持った人には良い刺激になる本だと思います。

目次
第1章 もっと魂の込められる生き方を探したい
 今一生(42歳・フリーライター)

第2章 誰も困る人がいない環境を作りたい
 坂元えりかさん(29歳・「(株)ドゥーイット」代表取締役兼CEO)
 http://www.e-shiawase.net/

第3章 人を仕事に当てはめるのではなくその人に合わせた仕事を作りたい
 光畑由佳さん(43歳・「Mo‐House」代表)
 http://www.mo-house.net/

第4章 『母親はつまらない』っていう偏見を取っ払えるといいな
 杉山貴子さん(27歳・「Mo‐House」スタッフ)

第5章 目標を持ったらまわりが応援してくれるチャンスのある社会を作りたい
 山本繁さん(29歳・NPO「コトバノアトリエ」代表理事)
 http://www.kotolier.org/

第6章 自分らしく地域を豊かにしようとする女性たちの起業を支援したい
 奥谷京子さん(34歳・株式会社「WWB/ジャパン」代表)
 http://www.p-alt.co.jp/wwb/

第7章 仕事で覚えたことを応用して新たに仕事を作るのは面白い
 工藤友資さん(31歳・フリープログラマー)

終章 自分に合った人生へ軌道修正しよう!


本の内容
16歳で起業、20代でCEOになった高卒女性、その人に合った仕事をつくる授乳服の「モーハウス」、ニート支援のソーシャル・ベンチャー「コトバノアトリエ」、女性起業家を支援・育成する「WWB/ジャパン」、ブログペット、Rabbit Tickerを開発したプログラマー…脱・雇用時代を謳歌する「仕事人」を徹底ルポ。生きがいとお金の両方を追求する、だれも教えてくれない働き方。

著者情報
今 一生(コン イッショウ)

1965年生まれ。フリーライター&エディター。コピーライター。作詞家&ミュージシャン。1997年Create Media名義で企画・編集した『日本一醜い親への手紙』3部作(メディアワークス)がベストセラーに。1999年『完全家出マニュアル』(同)を発表、「プチ家出」は流行語になった。2007年春から、東京大学で自主ゼミの講師も務めている

プライドワーク―自分をつくる働き方
4393495284今 一生

春秋社 2007-10
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2008年09月07日

牧場物語―北海道アリス・ファームの四季

牧場物語―北海道アリス・ファームの四季 (アウトドアライブラリー)牧場物語―北海道アリス・ファームの四季 (アウトドアライブラリー)
藤門 弘
出版社: 地球丸 (1996/09)

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引き続き、アリスファームの暮らしを知りたくて読んだ本。
著者の語り口は柔らかくてとても読みやすく、ぐいぐい読んでしまった。

北海道の四季は、半年間の雪に囲まれた冬、2か月の春と2カ月の夏と2カ月の秋。だから短い雪のない季節に慌てて農作業をし、冬に向けた支度をしなければならないのだという。

こうして加工食品が発達し、夏の間にこの準備が思うようにいかないと、悲惨の冬になる。

でも、とても楽しそう〜!!
農作業自体はシンプルな有機農業のようだけど、家畜の羊のことなどにもとてもこだわりを持っており、羊毛を刈り取るために農園スタッフがニュージーランドまで研修に行ったり、動き方はワールドワイド。

これは、著者夫婦が学生時代の世界放浪で出会ったということで、国外に出ることに抵抗がないからだね。

アメリカ発のシェーカー教徒の話もとても興味深かった。

こういう生き方っていいなあとおもう。
でも今はお金も欲しいな〜。
最近は収入もしっかり稼ぐ農業も流行っているので、そういう方向に進んでいきたいなあとも思う。

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2008年08月22日

1日3時間しか働かない国 誰もが幸せになる

著者/訳者名 シルヴァーノ・アゴスティ/著 野村雅夫/訳
出版社名 マガジンハウス (ISBN:978-4-8387-1888-7)
発行年月 2008年06月
サイズ 133P 18cm
価格 1,260円(税込)

薄いので1時間くらいでサクッと読み終えてしまいます。
なのに、中身はものすごくいろんな示唆に富んでいます。
一つ一つ読み解いていこうと思うと、とっても深いです。

本の帯にあるように、働くのは3時間、残りの21時間は自分自身の人生に使う。そんな国を創ってみようって、

これは凄いことですよ!!

かつて読んだ「残業なしの仕事術」にもありましたが、残業しないように仕事を済ますということではなくて、残業など無いことが大前提の労働こそが高い生産性を上げるのだという提言に通ずるものがあると思います。

よく国際比較で、オランダは日本の労働時間よりもはるかに少ないのに、生産性はずっと高いと言われています。

まずは労働時間を減らすこと。
政治を含めた国の仕組みを根本から変えること。

この国の憲法は1条だけ、
「何を発起するにあたっても、国家及び国民の関心は、すべからく人間らしくあることに向かうべきである」

本の内容
1日3時間しか働かなくていい?
政治家はボランティア?
政府が二つあって、ひとつは「改革」だけ!
教育費はタダ、「勉強」はなくて「学び」と「遊び」だけ?
18歳になったら家がもらえる?
老人の食事、交通、娯楽はみんな無料で「人生のマエストロ」と尊敬され、警察官がいないのに刑務所もない?!・・・

主人公「僕」は、イタリアへの帰途、キルギシアという国でこの
「何世紀もかけても起こりえないようなこと」
「新しい社会が生まれる奇跡」に遭遇。
友人への手紙という形式でその「夢の国」の旅行記を綴る。

フィクションでありながら、まるで現代版「東方見聞録」のごとく、政治、教育、福祉、生活など先進国の重要課題を軽々と解決しているこの国に目を見開かれます。
本書は、なによりすべての人が穏やかに、ゆたかに暮らせる社会を空想する楽しみを教えてくれ、読後、生活観が一変するライトな啓発書にもなっています。

著者は芸術の国イタリアの映画界の大ベテランだけに、人生味にあふれた深い洞察にこころ温まります。
本書は著者の「新・幸福論」としても読め、学校や職場で子どもから大人まで、社会のあり方を考え直す副教材として活用されることを切に望んでいるところです。


アマゾンでこの本を検索
http://tinyurl.com/6fy4ws

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2008年08月07日

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう

iconiconあなたの5つの強みを見出し、活かす
著者/訳者名 マーカス・バッキンガム/著 ドナルド・O.クリフトン/著 田口俊樹/訳
出版社名 日本経済新聞出版社 (ISBN:4-532-14947-9)
発行年月 2001年11月
サイズ 357P 20cm
価格 1,680円(税込)

この本で言いたいのは、自分の強みを発見し、とことんまでそれを生かしこだわって生きていこうということ。

「ウォーレン・バフェットは、弱点を克服することに重きを置かなかった。それどころか、彼がやったのは正反対のことだった。最も強力な自らの特徴を特定し、教育と経験によってその特徴を補強し、それを今日だれもが認める最も大きな強みに成長させたのである。」

強みにこだわるということで、では弱みをどのように扱えばいいのか?ということもきちんと解説されています。

目次
第1部 強みを解剖する
 強固な人生を築く
 強みを築く
第2部 強みの源泉を探る
 強みを見つける
 34の強み
第3部 強みをビジネスに活かす
 疑問を解く
 強みを活用する
 強みを土台にした企業を築く


本の内容
頑固さ、神経質といった欠点さえ、それが力を生み出すなら「才能」となる。ビジネスを成功に導く、あなたの強みは何か。

この本で見つけられる「強み」は、正確に言うと「自分が得意で、 その能力を使うとわくわくすること」です。
ぜひ、隠れた能力を見つけて、わくわくしてください。

「学習欲」と「着想」が強みの 勝間和代

著者情報
バッキンガム,マーカス(Buckingham,Marcus)

ギャラップ・オーガニゼーション副社長。同社のメイン・スピーカーであり、「CNNインターナショナル」、CNBCの「パワーランチ」、NPRの「モーニング・エディション」など多数の番組に出演。妻のジェーンとともにニューヨーク在住

クリフトン,ドナルド・O.(Clifton,Donald O.)
ギャラップ・オーガニゼーションの前会長。現在は、ギャラップ・インターナショナル・リサーチ・アンド・エデュケーション・センター会長。ストレングス・ファインダーで紹介される「34の資質プロフィール」において設計の総指揮をとる。ネブラスカ州、リンカーン在住

田口 俊樹(タグチ トシキ)
翻訳家。1950年、奈良市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学を中心に幅広い翻訳活動を展開

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2008年08月04日

オレンジレッスン。

あなたはどんどん幸せに成功する!
著者/訳者名 犬飼ターボ/著
出版社名 徳間書店 (ISBN:4-19-862243-4)
発行年月 2006年10月
サイズ 269P 19cm
価格 1,260円(税込)

いや〜、おもしろかった〜!
第1章だけよむつもりが、結局全部読んでしまった。続きが気になってしょうがないのだ。

突然招待状が届いて、5人の男女がホテルの一室に集まった。その5人がオレンジレッスンというワークを受け、幸せな成功を手にれられる自分に、少しずつ変わっていく。

このワークを受けながら変わっていくキャラクター達の葛藤とか、一緒に涙しながら共に疑似体験しているような不思議な感覚を味わえる小説です。

何か今の自分に満足できていない人とか、毎回同じような失敗を繰り返してしまい悩んでいる人。どうか一度この本を読んでみてください。きっと何か、何かに気がつくはずです。

ちょっと余韻に浸りたいので短めに。

目次
第1章 招待状(隆志は連れて行きます!
ママに付いてきてくれる? ほか)

第2章 自信(1週間の出来事
フォーカスした後の不安の正体 ほか)

第3章 グレ子(人生が前に進んでいる証拠
報酬の決め方 ほか)

第4章 パーティ(イライラ
スピリットが喜んでいるサイン ほか)


本の内容
ある日届いたオレンジ色の招待状が、クミの人生を変えた。特別なことをしなくても、幸せに成功できる方法(レッスン)とは。男女五人のハピサク物語。

著者情報
犬飼 ターボ(イヌカイ ターボ)

ビジネスの成功と心の幸せを同時に手に入れる“ハッピー&サクセス”を伝える成功小説作家。24歳でコネもお金もノウハウもない状態から、愛犬と競争心だけを心の支えに無理やり起業。2年間全く上手く行かずに、生活もままならない状態に。そんなある日、成功者に出会い、「成功したければ、他の人の成功に貢献しなさい」と教わり素直に実行してみる。すると次第にビジネスが上向き、4年後にはマーケティングのコンサルティング会社や投資会社などの複数のビジネスのオーナーとなる。結婚を機会にビジネスを他人に任せ、東京から八ヶ岳のふもとに移住。現在は家族と共に静かに暮らしながら、ハピサクを世の中に広げるための執筆活動やセミナーを開催している。障害児の自立をサポートする「NPOアニーこども福祉協会」の理事

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2008年07月22日

バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵

バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵
4887595166齋藤 慎子

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2006-12-20
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おすすめ平均star
starヒガミ・ネタミが渦巻く、現代社会の住人へ。
star悪人に対抗するつもりが、悪人になる?
star矛盾や葛藤

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古今東西、どこかで一度は聞いたことがある「格言」を240種集めて、1ページに一言ずつ掲載し解説している本。

どれも確実にどこかで聞いたことのある良い言葉なので面白いのだけど、分量が多すぎてサクサク読んでいくうちに「これが一番」というものを見失ってしまう。

結局のところ、本の帯に書いてある言葉、

「正しく生きるな、賢く生きよ。」

という格言が一番身に沁みた。
「善人が損をするのは善良だからではなく、世間を見る目が甘いからだ」
どうも私は正しく生きているつもりで、要領が悪く痛い目に逢うことが多い。そして私の周りにいる人を見渡してみても、正直さから痛い目に会う人がいる。良くも悪くも、もっと賢く、もっと要領よく生きていこうと思ってこの本に目を惹かれた。

ディスカバリーさんの本はセブン&ワイの取り扱いが少ないんですね。

出版社/著者からの内容紹介
"善人が損をするのは善良だからではなく、世間を見る目が甘いからだ"
時代を超えて読み継がれる最強の処世訓!
バルタザール・グラシアンは、17世紀のスペインで活躍した著述家であり。イエズス会の修道士です。彼の残した著作は世界中で翻訳され、多くの人々に愛読されています。
神学者アルトゥール・ショーペンハウエルはグラシアンの著作のドイツ語訳を手がけ、また日本では森鴎外が部分的な日本語訳を発表しました。哲学者フリードリッヒ・ニーチェは「ヨーロッパはいまだかつて、これほど精妙にして複雑な人生の道徳律を生んだことはなかった」と記して、またショーペンハウエルも「人生のよき手引書である」という言葉を残しています。
そして現代においても、高名なテノール歌手であるルチアーノ・パバロッティが愛読書としてグラシアンの書を挙げているなど、欧米では今もマキヤベリ『君主論』と並ぶ不朽の名著として読み継がれているそうです。
聖職者の書いた人生訓、というと、皆さんは生真面目で禁欲的、理想的な内容を想像されるかもしれません。しかし全くそんなことはありません。むしろグラシアンが主張し続けたのは、冷静な視点で現実を見つめ、思慮分別と洞察力をもって柔軟に物事に向き合うことです。その背景には、当時のスペインの不安定な政情や社会に対する思いもあったのでしょう。ともあれ彼の教えは、400年の時を超えて、私たちに自分を高めることの大切さを与えてくれます。
インターネットやテレビによる情報が氾らんし、世の中が恐ろしいほどの速さで移り変わっている現代において、自分を見失わずに成功を手にするためにはどうすればいいのか? そのヒントがたっぷり詰まっているのが本書です。ぜひあなたの傍らに置いて、ご活用いただければ幸いです。
(「はじめに」より)

「ビジネスブックマラソン」編集長・土井英司氏推薦コメント
『人生を勝ち抜くためのすぐれた自己啓発書だ。私も死ぬ間際にこんな本が書きたい』

内容(「MARC」データベースより)
「正しく生きるな、賢く生きよ」「善人が損をするのは善良だからではなく、世間を見る目が甘いからだ」 ヨーロッパで400年語り継がれる最強の処世訓。人生の視点が変わる240の金言を収録する。

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2008年07月15日

3年で富裕層になる!

4000人の新世代リッチと会ってわかった方法
著者/訳者名 臼井宥文/著
出版社名 ベストセラーズ (ISBN:978-4-584-13068-1)
発行年月 2008年04月
サイズ 239P 19cm
価格 1,500円(税込)

いままで読んだ億万長者本でもっとも“かるい”口当たりの本。

というのは、これまで読んできた本が少々“こってり”していたせいかもしれないけれど、なんというかこの本は、抽象的・一般的な考え方の記述が多く、ページ数も多くないためにこってり本から比べてサクッと読み通せてしまうのである。

億万長者の実例が7人分実名で出ているので、そこはそれなりに面白いけど、じゃ彼らを見習えるかというとそこまで深くインタビューしているわけではないので、ああ、こんな人たちがいるのかで終わってしまいそう。

肝心の「3年で富裕層になる方法」だけど、これも一般的にこんな感じ〜というふうにさらりと触れられている。

まあ、結局のところこういう風にしか言えないじゃないかと反論されそうだけど、そういう意味ではまだあまり億万長者本を読んだことのない入門者にはとてもすっきりわかりやすく体系が学べるのではないだろうか。

具体的に知りたいというのは、成功者が、じゃあ株ならどこの証券システムで、いくらから初めて、どういう手法で、どれくらいの期間で、どのようにレバレッジをかけて、というくらい真似ができそうな具体性。

これくらい具体的な話が出てきてくれるとありがたいのだが。

株式会社イー・マーケティング
http://www.e-m.co.jp/

目次
第1章 あなたも富裕層になれる!
第2章 富裕層ってこんな人たち
第3章 3年で富裕層になる方法—メンタル編
第4章 3年で富裕層になる方法—実践編
第5章 私はこうして富裕層の仲間入りをした
付章 ニューリッチから本物の富裕層へ


本の内容
ニューリッチの実体験インタビューを大公開。

著者情報
臼井 宥文(ウスイ ヒロフミ)

『SEVEN HILLS』編集・発行人。株式会社イー・マーケティング代表取締役。甲南大学客員教授。早稲田大学ビジネスシステム教育課程修了。96年に(株)サーチ&サーチ・ベイツ・読広ヴァイスプレジデントに就任。99年、富裕層に特化したスペシャリティサービスカンパニーとして(株)イー・マーケティングを設立。富裕層向けライフスタイル誌『SEVEN HILLS』、同名のラグジュアリーライフスタイルWEBサイトを運営する。企業向けに富裕層ビジネスのコンサルティング活動を実施し、証券・金融・時計宝飾・自動車業界向け研修の講師を務め、日本マーケティング協会セミナー・日経消費経済セミナーなど多くの講演活動を行っている。「富裕層へのマーケティングは日本経済の活性化につながる」と日本で初めて富裕層マーケティングを提唱。「富裕層」は2005年流行語大賞トップテンのひとつに選ばれた

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2008年07月06日

働かないって、ワクワクしない?

著者/訳者名 アーニー・J.ゼリンスキー/著 三橋由希子/訳
出版社名 ヴォイス (ISBN:4-89976-064-7)
発行年月 2003年09月
サイズ 317P 20cm
価格 1,890円(税込)

ここまで直接的に「働かない」ことが「幸せである」と言及されたのは初めてかもしれない!

以前、NHKでワーキングプアというドキュメントがシリーズで放送されたけど、それについてオールニートニッポンというサイトで読んだコラムが面白かった。曰く、「働く事を強制する」という視点で解決するはずないってこと。これには妙に感心した記憶がある。
http://www.allneetnippon.jp/2008/01/8_4.html

また、最近頻繁に読んでいる億万長者本や、成功を目指す本にも、「自分が好きなことを仕事にしよう!」というニュアンスを含んでの「つまらない働き方をしない」という提言はあった。

でもそれらはあくまでもこれからもっと「お金を稼ぐ」為の「働かない」だった。

この本は違う。
定期収入を失うことになっても、自分だけの自由な時間を持つということが本当の豊かな人であり、幸せな生き方であるという提言だ。

一言で「自分の好きなことをして過ごす」と言われても、それらを見失ってしまっているのが一般的な大人だ。子どものころには毎日何か好きなことをして過ごしていたはずなのに、今では事前に予定を立ててそれを予定帳に書き込んでからでないと実行できなくなってしまった。

まずは、そんな「自分が好きなことは何かを知る(思い出す)」エクササイズから始めることになる。じゃあ、何をしようか?それらを紙に書き出すのだが、普通に考えて思いつきそうなことをすでにこの書内に箇条書きで書き出されているので、それに目を通してみるだけでもいいと思う。

仕事は本来、快適な生活を送るための「手段」だったはずなのだが、人生に占める割合が大きいために、色々な思考の面で仕事することそのものが目的化しつつある。

もちろん、この仕事さえしていれば自分は幸せで、休みの日が辛くて仕方がないという方にはこの本のタイトルすら目に入らないだろう。

ところが、この本のタイトルに目を奪われる人って、世の中にはかなり多いのではないだろうか。今の仕事に(生き方に、生活に)何かしらの違和感を感じながらも、なんとか自分の欲求をごまかしなだめすかし、生活している人。

そういう人なら、言い訳はもういいから、一度こういう本を読んで、腹をくくって自分の本当の欲求に従った生き方をしている人たちが、何をどういう風に考え、実行して生きているのか、見聞してみるのもよい一服の清涼剤になるのではないか。

もちろん、読んだ後でどういう人生を送ると決めるのかは、自分自身で決めることだ。

目次
あなたも、のんきで気楽な生活ができる
ものの見方が生き方を変える
仕事人間は奴隷と同じ
あまり働かないことは健康にいい
失業—自分がどんな人間かを知る真のテスト
私を退屈させているのはこの私
誰かがおこした火で温まるのではなく、自分で火をおこそう
受身の活動だけでは何も得られない
禅の教え—今この瞬間に生きよ
くだらない仲間といるよりひとりになれ
優雅な生活に大金はいらない
終わりは、今、始まったばかり


本の内容
「自由な時間」を多く持っている人こそが、ほとんうの「豊かな人」。より多くお金をかせぐことより、自分のために時間を使うことを選択した人々、ダウン・シフターたちのスローな生き方のすすめ。


著者情報
ゼリンスキー,アーニー・J.(Zelinski,Ernie J.)

仕事と自由時間をクリエイティブにする方法のコンサルタントであり、この分野での講演会も数多くこなしている。カナダのアルバータ州エドモントンに住む

三橋 由希子(ミツハシ ユキコ)
翻訳家。京都府出身。国際基督教大学卒。心理学専攻。工業デザイン会社、国際会議運営会社を経てフリーの翻訳家に。主に経営・経済・広告分野の翻訳に従事

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2008年06月13日

私はこうして受付からCEOになった

iconicon著者/訳者名 カーリー・フィオリーナ/著 村井章子/訳
出版社名 ダイヤモンド社 (ISBN:978-4-478-00059-5)
発行年月 2007年11月
サイズ 321P 19cm
価格 1,680円(税込)

タイトルを見たところ、まるで学歴の無い一般庶民が実力を開花させて大企業の中で成功していくようなサクセスストーリーかな?と思って手に取ったわけだけど、全然違います。

著者は大学から大学院にも親の資金でいかせてもらえるミドルアッパークラスの家の出で、「受付」は学生時代のバイトと、大学院を中退したときに親から独立するために勤めた不動産会社での仕事のこと。

日本で言うところの「一般事務」と同じような、タイピングと電話受付窓口としての仕事のことを指している。

ところがすぐに結婚して、学生の旦那の通学に合わせてイタリアに渡り、英語教師として家計を支える内に経済紙を読むようになり関心を持ち、アメリカにもどって経営学修士を取得し、就職活動をして国内大手通信会社に就職します。

中盤はその通信会社でのサクセスストーリーがメインとなります。
全体的に著者は凄く読ませるんだけど、大企業の中での活躍のところが結構ハラハラドキドキ、一気に読みたくなります。ただ、本が分厚く量があるので二日にわたってしまいました。

後半は勿論、ヒューレットパッカード=hpのCEOとして引き抜かれる下りから、マスコミで注目されてあらぬ噂や風評とは全く違う活動を地味に地道に行っていたという、その真実を伝えるためにこの本を著したということだ。

んでもって本書の原題は「Tough Choices」タフな選択ばかりを積み上げてきたんだぜ!という事になっております。

この本で学べることはたくさんあるんだけど、特に中盤の、マネージャークラスとしてのものの考え方、いわゆる管理職としてのマネージメントの部分なんかは、思想から手法までとても学べることが多いんじゃないかと思います。

本の内容
受付からコツコツとキャリアを積み上げ、巨大企業のCEOへ。アメリカでも、これほどの大企業で女性がCEOに就くことは珍しい。しかし女性であるがゆえに注目を集め、メディアの餌食となっていく。創業家一族の思惑、変化を怖れる取締役陣の裏切り。そんななか彼女は最後まで、会社のため、従業員のためにベストを尽くした。その潔さは、静かな感動を呼び起こしている。


目次
両親こそが、最高の贈り物
私の人生は、私のもの
秘書の仕事を通じて、働く楽しさに目覚める
売り込みの営業電話に恐れをなす
初の営業現場は、ストリップ・クラブ
裏切り、絶望、そして生涯最高の出会い
こちらが我が社のセックスシンボルです
自分の人生は、自分のモノサシで測って
権力を使わなければならないとき
重要顧客を訴える〔ほか〕


著者情報
フィオリーナ,カーリー(Fiorina,Carly)

ヒューレット・パッカードの元CEO及び取締役会長(1999〜2005年)。HPの前には、AT&Tおよびルーセント・テクノロジーズで20年あまり上級経営幹部を務める。6年続けてフォーチュン誌「ビジネス界最強の女性」に選ばれる。スタンフォード大学中世の歴史及び哲学で学士。メリーランド大学院でMBAを取得。MITスローン・スクールでビジネスのMS取得。1954年、テキサス州オースティン生まれ。家族は夫と娘2人

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2008年06月03日

夢をかなえるゾウ


icon
icon著者/訳者名 水野敬也/〔著〕
出版社名 飛鳥新社 (ISBN:978-4-87031-805-2)
発行年月 2007年08月
サイズ 357P 19cm
価格 1,680円(税込)

今だに近所の書店ではランキングの上位3位以内をうろうろしています、この本。んでやっとこさ読みました。

なるほどね、こりゃ読み物として普通に面白い!読ませる!
既に説明書きにも出ている通り、インド出身で象の姿をした関西弁の神様ガネーシャの語り口と、主人公との掛け合いが秀逸だね〜。

これ、普通にお笑いの人がネタとして流用しても使えるんじゃないかな?っていうか、こういう掛け合いが普通に面白いと思うのは、それだけ関西弁が全国的な市民権を持っていて、すんなり入ってくる土壌が出来上がっているからだろうな。

大笑いというほどのものではないけれど、くすくす笑いながら、体力が続けばいつの間にか読み終えることができる本として、成功法則とか自己啓発とか抜きで、読んで面白いという本もこれ、かなり珍しいのではないでしょうか。著者の文才が凄いっす!!

ウケる日記
http://www.mizunokeiya.com

夢をかなえるゾウ公式
http://www.yumezou.jp/

本の内容
『ウケる技術』の著者が送る、愛と笑いの自己改革小説
ダメダメな僕の目の前に、突然現れた“ガネーシャ”。「自分、成功したいんやろ?」なぜか関西弁で話す、とてつもなく胡散臭い神様の教えは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかり。こんなんで僕は成功できるの!?過去の偉人の成功例から導き出される、誰にでも一日単位でできる超実践的な成功習慣を小説に織り込んだ、世界初の成功エンタテイメント。

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2008年05月29日

【夢】初めてのシチュエーション

書評とは関係のない備忘録です。

この頃は、目が覚めて起きてしまうと、子どもの頃のようにはさっきまで見ていたはずの夢も数分から数秒で忘れてしまうようになり、なんか凄かった、という余韻だけが残っていることが多い。

のだが、それでも起きた後も妙にずっと覚えている夢がある。
それが、“いつものシチュエーション”の夢だ。

いつもの場所で、いつものキャスティング。そしていつもの状況に追い込まれ、いつもの展開を見せるものだ。

ところが今日の夢は初めてのシチュエーションだった!こんなの久しぶりだ!初めての場所、初めてのキャスティング、初めての状況で初めての展開!

今まで夢になんか出てこなかった人たちが、堂々のメインキャスティングを張ってくれた。これには驚いたなあ。

ストーリーは恋愛ものなんだけど、こんな夢を見るのも久しぶりすぎる!

とても長く時間がかかってしまったが、そろそろ何かが変わり始めようとしている予兆なのかなと思う。

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2008年05月24日

セブンパワーズ

iconicon著者/訳者名 アレックス・ロビラ/著 田内志文/訳
出版社名 ポプラ社 (ISBN:4-591-09505-3)
発行年月 2006年11月
サイズ 150P 20cm
価格 1,000円(税込)

先日読んだ「グッドラック」の同著者もの。
こちらの方がよりファンタジー色濃く、でも前著よりもちょっとだけ話が長いので、どうも私は数ページ読み進めるとすぐに眠くなってしまう。
それでも基本的に他の本と比べて薄い本なのだけど。

今回は、暗黒の魔王から、伝説の剣とその力によって国を治めてきた王様と、その能力を受け継ぐ王子様と、魔王の配下の魔女と、主人公を導く動物や精霊など、ほぼセオリー通りのファンタジーです。

そんな主人公が冒険の旅に出て、恐れや疑念や楽をしようとする誘惑心を克服し、精神的に成長していく姿が、たぶんこれきっと現代で起業して成功するために必要な要素と重ね合わせているんだろうなと思う。

でも忘れちゃいけないのが、主人公が乗り越えていく試練の陰には、谷底に沈む無数の騎士たちの亡骸があり、塔の最上階に眠る6騎士の屍があり、そういった誘惑に負けて滅んでいった無数の人たちがいるんだという事。

7つのちから

1.勇気 Courage
「勇気は、困難をチャンスに変えてくれる」

2.責任 Responsibility
「真の成功は、責任感を持ち、すべての失敗は自分が学ぶための貴重な機会なのだと思えないかぎり、決して訪れない」

3.目的 Purpose
「なにかをする者は、なにかができる者よりも強い」

4.謙虚さ Humbleness
「うぬぼれは人の目を闇に閉ざし、謙虚さはその闇を晴らす」

5.信じる気持ち Trust
「信じる気持ちは、夢へと導いてくれる力」

6.愛 Love
「愛し、行動せよ」

7.協調 Union and Cooperation
「協調なしには、進歩も反映もない」

本の内容
ひとりの若き騎士が、さらわれた王子と聖剣を取り戻すため、<運命の地>へと旅立つ。行く手には、恐怖のドラゴン、無限の塔、不可能の谷など、さまざまな試練が待ち受けていた──。「7つのちから」をめぐる伝説の旅が今、始まる。ベストセラー『Good Luck』に続く、待望の新作!

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2008年05月19日

グッドラック

iconicon著者/訳者名 アレックス・ロビラ/著 フェルナンド・トリアス・デ・ベス/著 田内志文/訳
出版社名 ポプラ社 (ISBN:4-591-08145-1)
発行年月 2004年06月
サイズ 119P 20cm
価格 1,000円(税込)

「全世界で読まれる大ベストセラー!」という触れ込みだったんだけど知らなかったので手に取ってみた。

本自体短くさくっと読め、魔術師マーリンと騎士が出てくる典型的な西洋ファンタジーなんだけど、主人公である二人の騎士の相対的な、物の考え方とそれに伴う行動の違いを比較しながら、幸運をつかむ人とそうじゃない人の違いをわかり易く教えてくれる。

幸運とは、それが誰かから与えられたり、降って湧いて出てくるようなものではなく、そのギフトを受け取るための下ごしらえを丁寧に根気よく続けていたものの掌の中に存在するもんなんだよ。ってこと。

う〜ん、でも、ベストセラーになるほどの深みのあるものなのだろうか?
短くて童話のようだから、人生訓として子どもに読ませようとかって考える人が多いのかな。

本の内容
それは五十四年ぶりの運命の再会だった―。公園のベンチで幼なじみのジムと隣り合わせたマックスは、仕事も、財産も、すべてを失い変わり果てた友人に、祖父から聞かされた「魅惑の森」の物語をかたった。奇蹟のラストへ、七日間の旅が始まる。

著者情報
ロビラ,アレックス
(Rovira,Alex)
ヨーロッパの名門ビジネススクールESADEを卒業後、民間企業でマーケティングのキャリアを積む。1996年、コンサルティング会社を設立。クライアントにはヒューレット・パッカード、マイクロソフト、ソニー、モルガン・スタンレーなどが名を連ねる。MBAをもつ経済学者でもあるが、心理学や民俗学にも造詣が深く、企業活動や消費行動をダイナミックな人間学の中に位置付ける新しいマーケティング手法は高い評価を得ている

ベス,フェルナンド・トリアス・デ(Bes,Fernando Trias de)
ESADEで学んだ経済学者およびMBAホルダー。ニナリッチで有名なアントニオプイグなどのマーケティング戦略に携わり、大幅な売上増へと導いた。1996年に会社を設立、ボーダフォン、ネスレ、ダノン、メルセデス・ベンツ、ソニーなどの仕事を受けている。2003年、「マーケティングの神様」フィリップ・コトラーとの共著を発表し、世界中の注目を集めた

田内 志文(タウチ シモン)
1974年埼玉県生まれ。フリーライターとして活動したのち渡英。イースト・アングリア大学院にて、MA in Literary Translationを修める

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2008年05月17日

学校の勉強だけではメシは食えない!

iconicon世界一の職人が教える「世渡り力」「仕事」「成功」の発想
著者/訳者名 岡野雅行/著
出版社名 こう書房 (ISBN:978-4-7696-0956-8)
発行年月 2007年11月
サイズ 214P 19cm
価格 1,470円(税込)

著者の本を初めて読みました。
著者というか、きっとこれは編集者が著者にインタビューして聞き出したものをとてもうまくまとめた本だと思うんだけど、正直、もっと説教くさい本かな?と、想像していました。

けれど、全然違います!
例えると、親戚の気のいいおじさんが、自分の体験談を踏まえて仕事観から子育て観から生き方観までを、昔堅気の職人語りで聞かせてくれているといったかんじで、とてもすうっと胸に入ってきた。

岡野さんが繰り返し言っている事は、「とにかく数多くの失敗を繰り返して経てこなければ人間の成長なんてないよ」、という事ですね。なのに今の学校も会社も、経験としての小さな失敗すら許してくれないから、みんな自分が失敗しないように、責任を取らないで済むように守りの姿勢を崩さない。失敗がないという事は、経験がないという事と同じだ!

と痛快に喝破してくれる、職人としての経験に裏打ちされた言葉の、その裏に込められた真意にはとても唸らされた!!

目次
1章 「人間関係のカラクリ」がわからないキミたちへ!
2章 「自分の夢のかなえ方」がわからないキミたちへ!
3章 「どんな仕事についたらよいか」がわからないキミたちへ!
4章 「成功するためのプラスα」がわからないキミたちへ!
5章 「アイデアの出し方」がわからないキミたちへ!
6章 「人生の壁の乗り越え方」がわからないキミたちへ!


本の内容
「何をやったらいいか」わからないキミたちへ!もっとはみ出して、人がやらないことをしよう!!社会の「一番良い」をもらうためにはどうしたらいいかわかるか?勉強するんだよ。だけど、学校の勉強じゃない。世の中の勉強をするんだ。こういうことは、昔は親から教わってきたことなんだけれどな。

著者情報
岡野 雅行(オカノ マサユキ)

1933年(昭和8年)、東京・墨田区に生まれる。1945年(昭和20年)、向島更正国民学校を卒業後、家業の金型工場を手伝う。20歳ころから本格的に金型の技術を父親に教わり、30代になると量産のためのプラントを開発して売るようになる。1972年(昭和47年)に父親から家業を引き継ぎ、岡野工業株式会社を設立。従業員6人の東京都墨田区の町工場の代表社員を名乗る。以後、リチウムイオン電池のケースなど、従来の深絞りなどのプレスプレス技術では不可能とされてきた金属加工を次々と実現させ、「世界的職人」「金型の魔術師」として、国内外を問わず大きな注目を集めている

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2008年04月27日

しあわせは、真逆のルールでやってくる。

iconicon著者/訳者名 リズ山崎/著
出版社名 サンクチュアリ・パブリッシング (ISBN:978-4-86113-903-1)
発行年月 2007年01月
サイズ 189P 19cm
価格 1,155円(税込)

私たちが道徳の時間に習ってきた“前向きに生きなければならない”という常識をぶち破って、自分の心を楽にしてくれる考え方。

良くも悪くも、ある程度自分勝手に生きてる人が精神的に自由なのは確かで、人に気を使って生きてる人が苦しくなるんだから、この本でもうちょっと自分の心を解放してあげたっていい。

目次
1.困難は、悪いことじゃない。
2.100点満点を目指さなくたっていい。
3.イヤなことから、どんどん逃げよう。
4.「いい人」になる必要はない。
5.自分に期待をしすぎない。
6.緊張するのは、素晴らしいこと。
7・ダメな自分をさらけ出そう。
8.泣きまくって、怒りまくろう。
9.自己嫌悪をうまく利用してみよう。
10.遠慮してばかりじゃ、評価は下がる。
11.不安は抱えたままで大丈夫
12.積極的にぼーっとしてみよう
13.恋人に癒してもらう事を求めてない?
14.大雑把に適当にやってみる
15.嫌いな人は、嫌いなままでOK
16.話し上手にならなくたっていい
17.「お金大好き」の何が悪い?
18.無条件に「ダメでいい!」
19.とりあえず、口に出してしまおう
20.選択肢には、正解も間違いもない
21.幸せに上限を設けていませんか?


目次になっている21のコツ、これが著者の解答なのだけど、本文ではこれまでの常識とされていることと比較されている。帯に出ているものだけでも紹介すると、

●全力で生きよう   ⇒60%で生きよう

●何にでも我慢は必要   ⇒嫌なことからどんどん逃げよう

●みんなに良い所を見せよう   ⇒ダメな自分を見せよう

●いつもニコニコしていたい   ⇒いい人になる必要はない

●嫌いな人とも仲良くしよう   ⇒嫌いな人は嫌いなままで

「生き方なんて 手を抜くくらいが ちょうどいい」

学校の道徳の時間に習ったような前向きな考え方が、実は自分を苦しめる原因になっていることって多いんですよね。
こういうと大概「これじゃ社会生活が成り立たなくなる!」って反論してくる人がいるけど、どちらか一方を選択して盲信せよというのではなくて、2者択一というような二元論を辞めて、もっと柔軟に自由に心を持たせていこうって言う事なんだと思う。

昨日、ついつい「朝まで生テレビ」を見てしまったのだけど、あの番組でいつもつまらない方向に進ませてしまうのが進行役の田原氏だよな。いつも勝手に簡単にあっちかこっちかに割り振ろうとしてしまうから、議論がつまらなくなってしまう。

もうひとつは、ファシグラを行わないからよい意見もあるのに積み上がっていかない。良い意見も出ているのに、つまらない意見が激論してるシーンばかりが強くなってしまって、後に残らない。

つくずくファシグラって重要だなって思う今日この頃なのだ!(きっこ風)

本の内容
生き方なんて手を抜くくらいがちょうどいい。心理カウンセラーが教える弱い自分のままでしあわせになる21のコツ。

著者情報
リズ山崎(リズヤマザキ)

心理セラピスト。教育学士。1960年横浜生まれ。21歳のときロサンゼルスに移住。30歳で心理セラピストとなる。34歳で帰国。現在はNPO法人サラージを主宰し、個人セッション・電話相談・定例セミナー・通信講座などを通し人々の心理をサポート、心理教育を行っている。米国催眠療法協会認定会員、日本心身医学学会会員、裏千家茶道専任講師

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2008年04月22日

希望 私はあきらめない!

iconicon著者/訳者名 ジンーギュ・ロバートソン/著 李吉鉉/監訳
出版社名 宝島社 (ISBN:4-7966-3547-5)
発行年月 2003年09月
サイズ 318P 20cm
価格 1,680円(税込)

貧困によって生まれる壮絶な人生!
貧しい家庭に生まれ、幼い頃に家族が目を離した隙に2度も3度も死にかけ、子どもの頃小学校の放課後は他の子たちのように遊ぶことも許されず家の手伝いをし、姉が嫁いでからは真冬の川で家族全員分の洗濯、毎朝6時からの朝食の支度、母の人生に対する恨みつらみの愚痴を毎日聞かされ、韓国の封建的な男尊女卑思想に縛られた生活から脱出したい一心で家を離れソウルの高校に通い、生来の勉強好きが高じてトップで卒業するも「かつら工場」しか就職口がなく、少しでも良い仕事があればそちらに飛びつき、勉強しなければだめだと英語を習い始め、アメリカでの韓国人家政婦募集の情報を得て、父の借金により何とかパスポートとビザを1年かけて取得してアメリカに飛び立つ。

一足違いで家政婦にはなれなかったものの、飲食店の給仕の仕事を得てからまともな給料に恵まれ、職場では可愛がられるようになり、半年程度で父が借金して賄ってくれた渡航費用を返済することができ、昼間は念願だった大学のコースに通い、夜はウエイトレスという生活は、アルバイトも出来ない留学生よりも裕福な学業生活を送ることができ、人生の春を迎えた。

韓国人男性と結婚するも、男尊女卑思想に凝り固まったプライドだけが高く、事業計画性がなく生活費も稼げない状況が続き、ことあるごとに暴力を振るうようになり、子どもが生まれてからは子どもに夫婦不和を見られたくない一心で夫と距離を置くために軍隊に志願する。入隊準備で忙しさに過酷を極めていた時、急な出血によって自分が妊娠していて流産したことを同時に知る。その体調もまだ回復しきらない時に訓練が開始するも、2か月の訓練期間でトップの成績で卒業する。

ここから、性別、人種、年齢などで差別なく、実力のあるものが順当に昇級していく軍隊においてメキメキと頭角を現し、ドイツや韓国など世界各地に赴任しながらついに「将校」となり、米軍日本駐留の自衛隊連絡官として東アジアを統括する参謀にまで成り上がった。
「自衛隊でロバートソン少佐を知らないのはモグリ」とまで言われるようになる。

・・・と言う事で興奮冷めやらぬままに、あらすじを一気に書いてしまいましたが、ほんと、人生の壮絶さを書いたら、あのマザーハウスの山口さんを超えてしまうのではないだろうか?
意地と根性か?戦争直後の熾烈を極める時代に生まれ、まさに過酷な幼少時代を過ごし、そこで何とかこの生活から脱出することばかりを考えていた少女は、アメリカと言う、挑戦する意志と行動力のあるものには平等にチャンスを与えてくれる場所で、徐々に花開くんだなあ。

アメリカの貧困も苛烈を極めると聞くけれど、それでもどこかには生き馬の目を抜いて頭角を現す人がいるんだな。

しかしながら、自分だったら「斉藤一人さん」のように幸せな商売人となれたらいいなあ、なりたいなあと言うのが本音のところ。
著者のジンさんのように、何かに取りつかれているかのように勉強に邁進するというのは、実はとても辛い。けれど、最近女性では試験などにパスするような猛烈な勉学によって頭角を現すという話をあちこちで聞くようになった。かえって凡人にはもっとも手堅い出世法が実は「勉強し続けること」なのかなあ。

特にアメリカの大学の修士や博士と言うと、鬼のようなインプットとアウトプットを繰り返し続けなければならないっていう「苦行」のような生活は、、、おもいきり尻込みしてしまいます。(試しにそんな生活に没頭してみたいともふとよぎることもあるけど、挫折する自信がある)

目次
第1章 希望のない人生をおくることのむなしさを何に喩えられるだろうか
第2章 私の前を遮る壁、それは私が開けなければならない扉だった
第3章 失敗したからといって挫折するな、高くそして遠くを見よ
第4章 自分を把握し、自分を掌握すること
第5章 望みがかなうまでは、現実は夢見る人を過酷に扱う
エピローグ この本は偶然に生まれたのではない

本の内容
私は何かに挑戦する前に、いつも三つのことをリストアップする。第一、私に必要なことは何か。第二、私がもっている能力は何か。第三、私は何を準備するべきか。この三つの問いに答えられれば、現在の自分自身を正確に把握できる。希望に挑戦しようとする自分自身を理解できているのなら、その希望は、すでに半分成し遂げたも同然だ。そうしたあとは、「死を覚悟」して希望に向かって突進するのみである。かつら工場の女工から米陸軍将校となり、いま、ハーバード大学の博士に向かって歩み続けるジンの半生と人生哲学。

著者コメント
すべての人は、自分自身を信じることで自分自身を変えることができます。自分を愛し、自分を信じ、自分を説得する、このことが一番大切であり、これができれば夢は必ず実現できます。この本が、日本のみなさんにとって、夢と希望を呼び覚まし、自信と勇気を持って立ち上がるきっかけとなってくれたら、これに勝る喜びはありません。

著者情報
ロバートソン,ジン‐ギュ(Robertson,Jin‐Kyu)
1948年、韓国慶尚南道の東来郡にある漁村で生まれる。チェチョンで中学校を終えて、ソウルのプンムン女子高校を卒業した。かつら工場、ゴルフ場の食堂などを転々としたあと、1971年、家政婦として働くために単身渡米。結婚した翌年の1976年、米陸軍に志願入隊して、米国、韓国、ドイツ、日本で勤務する。1990年ハーバード大修士課程に入学、学者の道を同時に歩むが、1996年少佐で予備役に編入した。現在ハーバード大学大学院(国際外交史・東アジア言語学科)で博士学位論文を準備中

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2008年04月07日

不都合な真実

iconiconスペシャル・コレクターズ・エディション
監督 デイヴィス・グッゲンハイム
主な出演者 アル・ゴア
メーカー パラマウント ジャパン (規格番号:PPA-112799)
発売日 2007年07月06日
定価 4,179円(税込)
価格 3,677円(税込)
OFF 502円(12%)

同名の本もそろそろきちんと読まなければなあ、なんて考えていたら、ビデオ屋さんで見つけました。アル・ゴアさんの公演の様子を、非常にわかり易いドキュメントとして映像化してくれています。

うん、これは地球をどげんかせんとイカンな!
あと10年で「デイ・アフター・トゥモローicon」な世界になってしまうのです!厳しいです!

DVDの内容
 民主党クリントン政権下で副大統領を務め、2000年の大統領選挙では共和党ジョージ・W・ブッシュ候補と激戦を展開、前代未聞の大接戦と混乱の末に敗れ去ったアル・ゴア氏。その後は、自身のライフワークとも言える環境問題、とくに地球温暖化への対策の緊急性を訴え全米を中心に世界各地で精力的な講演活動を続けている。本作はそんなゴア元副大統領の講演活動の日々に密着、豊富なヴィジュアル素材と巧みなトークで分かりやすく構成された鮮やかな講演の模様を紹介するドキュメンタリー。


iconicon不都合な真実
ECO入門編 地球温暖化の危機

著者/訳者名 アル・ゴア/著 枝広淳子/訳
出版社名 ランダムハウス講談社 (ISBN:978-4-270-00226-1)
発行年月 2007年06月
サイズ 208P 21cm
価格 1,260円(税込)

iconicon不都合な真実
切迫する地球温暖化、そして私たちにできること

著者/訳者名 アル・ゴア/著 枝広淳子/訳
出版社名 ランダムハウス講談社 (ISBN:978-4-270-00181-3)
発行年月 2007年01月
サイズ 325P 23cm
価格 2,940円(税込)

本の内容
人類の文明はエネルギーを消費し発展し続けてきたが、反面それは地球環境を汚染する歴史でもあった。45年後には世界人口が90億人に達すると予測されている今日、地球温暖化による危険信号が世界中で点っている。北極の氷はこの40年間に40%縮小、今後50〜70年で北極は消滅し、水位は6m上昇する。この四半世紀の間に発生した鳥インフルエンザやSARSといった奇病、猛威を振るったハリケーン・カトリーナは、偶然起きたのではない。アメリカの元副大統領アル・ゴアが地球の瀕死の症例を紹介しながら、今、人類が取るべき方法を示す。

著者情報
ゴア,アル(Gore,Al)
元アメリカ副大統領。1976年米国下院議員に選出され、1984年と1990年、上院議員に選出される。1993年1月20日、米国第45代副大統領に就任し、8年間その職務を果たす。現在、視聴者が作る内容と市民ジャーナリズムを基盤とした、若者向けの独立系ケーブル・衛星テレビのノンフィクション・ネットワーク『カレントTV』の会長を務める。また、持続可能な投資に対する新しいアプローチに注力するジェネレーション・インベストメント・マネジメント社の会長も務めている。アップルコンピュータ社の取締役およびグーグル社の上級顧問も務めている。テネシー州ナッシュビルに居住し、妻と4人の子どもと2人の孫がいる

枝廣 淳子(エダヒロ ジュンコ)
東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。執筆、講演、通訳・翻訳、環境NGO運営など、環境を軸にマルチキャリアを展開中。日本の環境情報を英語で世界に発信するNGOジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)共同代表。2004年にイーズを設立、「自分を変えられる人は、社会も変えられる」をモットーに、「自分のビジョンを描き、自分マネジメントシステムを身につける」コースのほか、「伝える力」を鍛える翻訳通信講座『Next Stage』を開講。2005年にシステム思考などの変革のスキルを提供し「変化の担い手」を育てるチェンジ・エージェントを設立、ワークショップ等を開催

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2008年03月29日

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか アウトサイダーの時代

iconiconちくま新書 708
著者/訳者名 城繁幸/著
出版社名 筑摩書房 (ISBN:978-4-480-06414-1)
発行年月 2008年03月
サイズ 237P 18cm
価格 756円(税込)

やっぱり悔いのない生き方をしたいよなあー!

本屋の新刊でふと見かけて何気なく手に取ったら、いつの間にか1時間も読みふけってしまい、その日のうちに「404 Blog Not Found」で紹介されたので、後日すぐに購入に走った。

やっぱ、誰が読んでもすげー本だと思うんだ!

以下の目次にあるように、「昭和的価値観」から抜け出して、新しい自分だけの価値観と仕事がとてもよくマッチングした働き方を実現している、そんな人たちをインタビューしまくっていると同時に著者の考察も鋭く、とても考えさせられる。

目次
はじめに
第1章 キャリア編
昭和的価値観1「若者は、ただ上に従うこと」
--大手流通企業から外資系生保に転職、年収が二〇倍になった彼

昭和的価値観2「実力主義の会社は厳しく、終身雇用は安定しているということ」
--新卒で、外資系投資銀行を選んだ理由

昭和的価値観3「仕事の目的とは、出世であること」
--大新聞社の文化部記者という生き方

昭和的価値観4「IT業界は3Kであるということ」
--企業ではなく、IT業界に就職したという意識を持つ男

昭和的価値観5「就職先は会社の名前で決めること」
--大手広告代理店で、独立の準備をする彼

昭和的価値観6「女性は家庭に入ること」
--女性が留学する理由

昭和的価値観7「言われたことは、何でもやること」
--東大卒エリートが直面した現実

昭和的価値観8「学歴に頼ること」
--会社の規模ではなく、職種を選んで転職を繰り返し好きな道を切り開く

昭和的価値観9「留学なんて意味がないということ」
--大手企業でMBAを取得後、安定を捨てた理由

第2章 独立編
昭和的価値観10「失敗を恐れること」
--大企業からNFLへ

昭和的価値観11「公私混同はしないこと」
--サラリーマンからベストセラー作家になった山田真哉氏

昭和的価値観12「盆暮れ正月以外、お墓参りには行かないこと」
--赤門から仏門へ、東大卒業後、出家した彼の人生

昭和的価値観13「酒は飲んでも呑まれないこと」
--グローバルビジネスマンからバーテンダーへ

昭和的価値観14「フリーターは負け組だということ」
--フリーター雑誌が模索する、新しい生き方

昭和的価値観15「官僚は現状維持にしか興味がないということ」
--国家公務員をやめて、公務員の転職を支援する生き方

昭和的価値観16「新卒以外は採らないこと」
--リクルートが始めた、新卒以外の人間を採用するシステム
コラム(1) 企業に求められる多様化とは

昭和的価値観17「人生の大半を会社で過ごすこと」
--職場にはりついているように見える日本男子の人生

昭和的価値観18「大学生は遊んでいてもいいということ」
--立命館vs昭和的価値観

コラム(2) 二十一世紀の大学システム

昭和的価値観19「最近の若者は元気がないということ」
--日本企業を忌避しだした若者たち

昭和的価値観20「ニートは怠け者だということ」
--「競争から共生へ」あるNPOの挑戦

第3章 新世代編
昭和的価値観21「新聞を読まない人間はバカであるということ」
--情報のイニシアチブは、大衆に移りつつある

昭和的価値観22「左翼は労働者の味方であるということ」
--二一世紀の労働運動の目指すべき道とは)

コラム(3) 格差のなくし方
あとがき


少し前から参加するようになった仲間たちのことを想起させる。
彼らはとてもスピード感があり、常に自分たちを向上させようと成長を怠らず、自分を更新し続けている。ちょっと疑問を投げかけるとすぐに議論に発展するが、その内容がとても発展的というか建設的というか、凄く充実していて勉強になる。年下もとても多いのだけど、社会をよくするんだって本気で走り続けていて、自分が置いていかれないように向上心を持ち続けていかないといけないなっていう気になるんだけど、今はそういう状況がとても心地いいのです★

以前勤めたNPOでさえも、組織として閉塞感が漂い始めると視線が外に向かず、守りの姿勢に入ってしまう。誰の為にどんな活動をしなければならないのか、その為に自分たちをどのように向上させ続けなければならないのか、見失ってしまうと考えが行き渡らなくなってしまうのが悲しい。

この本のインタビューゲストたちのように、新しい仲間たちのように、もっと貪欲に、わがままに、生きていきたいと本気で思っている。もう後戻りはしたくない。もっと前に進んでいきたい!!

Joe’s Labo
http://www.doblog.com/weblog/myblog/17090

本の内容
すでに平成二〇年。いまだに、多くの会社で、昭和の時代から続く風習や決まりごと、働き方が支配している。『若者はなぜ3年で辞めるのか?』でその状況を描いた著者が、辞めた後の、いわば「平成的な生き方」とは何なのかを指南する。“完全実力主義の企業で数千万円稼ぐ若者”“建築現場から人事部長に転身した若者”など、アウトサイダーたちの挑戦と本音が語られる。自分がいかに昭和的価値観にとらわれているか、そして、時代が本当に変わりつつあることを実感できる。

著者情報
城 繁幸(ジョウ シゲユキ)
1973年山口県生まれ。東大法学部卒業後、富士通入社。人事部門にて、新人事制度導入直後からその運営に携わる。同社退社後に『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』(光文社2004年)、『日本型「成果主義」の可能性』(東洋経済新報社2005年)を著し、高い評価を得る。2006年『若者はなぜ3年で辞めるのか?』(光文社新書)で、若者が職場で感じる閉塞感の原因を探り、大ベストセラーとなる。仕事、雇用問題において、新鮮な視点でメディアに発信し続けている。人事のコンサルティング「Joe’s Labo」代表

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2008年03月22日

派遣のリアル 300万人の悲鳴が聞こえる

iconicon宝島社新書 243
著者/訳者名 門倉貴史/著
出版社名 宝島社 (ISBN:978-4-7966-6029-7)
発行年月 2007年08月
サイズ 222P 18cm
価格 756円(税込)

読んでみて良かったのは、ほんとに自分で仕事や働き方を選んでいるようでいて、実際には実に巧妙に(中には露骨に)騙されて搾取されている人たちが世の中にはこんなにもたくさんいる、、、らしいという事がわかったこと。

本の中にはたくさんの実例“ドキュメント「派遣のリアル」”というインタビューが掲載されていて、それがどれも基本的にまじめに働いている人たちなのに、みんななんか危うい状況に置かれている。

これを単に個人に選ぶ眼がないとかいう「自己責任」で片づけられることではないと実感できる。

自動車工場の労働者は、自動車会社の直接雇用による期間雇いならば求人通りの収入を得られるが、請負会社の求人で入ってしまうと、はじめの約束とは全く違った事態に陥る。そんな露骨な搾取も実際に起きている。

派遣社員も、長期間継続的に勤めると会社の側から正社員にならないかと打診しなければならないので、半年ごとに“部署の名前”を変更してまるで継続的に勤務していないかのように偽装する。もちろん仕事の内容は一緒。

こうやって法律をすり抜ける手練手管もしっかり紹介されている。

目次
第1章 日給6000円で働く人たち
 拡大する日本の人材派遣市場
 派遣会社の形態あれこれ ほか)
第2章 10分で分かる派遣の歴史
 1985年までは禁じ手だった日本の派遣ビジネス
 1966年に米国の人材派遣会社が日本に上陸 ほか)
第3章 使い捨てられる女性派遣の現実
 理想と現実のギャップが大きい派遣の世界
 増加する女性の派遣社員 ほか)
第4章 ネットカフェ難民と団塊派遣
 ホームレスが減少する傍らで増える「ネットカフェ難民」
 「ネットカフェ難民」になりやすい「ワンコール・ワーカー」 ほか)
第5章 労働ビッグバンは派遣に何をもたらすのか?
 「労働ビッグバン」は派遣社員を救えるのか?
 骨抜きになった労働契約法案 ほか)


ただ、今年2008年に入ってまた少し状況が変わってきているようにも感じる。それは新卒者の雇用人数が増えているという事だけではなく、例えばロフトと言う会社がパートタイマーで希望する人をみんな正社員にするという記事を新聞で読んだ。

この記事を読んでから注意深く観察していると、正社員への登用のハードルがずいぶん低くなってきている気がする。それだけ今は労働者が確保できない状況なのだろうなあ。なんでだろう?

世界的なひきこもり人口の増加のせいだろうか?
でも、ひきこもれるっていうのは世界的に物質的な豊かさが増しているってことだと思うんだよなあ。
これって、豊で良い世の中なのではないのかな?

産業とか経済を主眼に置いて見るのか、そうじゃないのかでこれまた随分と違って見える。

本の内容
ワンコールワーカー、偽装請負、データ装備費問題、ネットカフェ難民…「ハケン」から日本の未来が見えてくる。『ワーキングプア』の門倉貴史が鋭く問う!派遣労働者、大手派遣会社社員への取材ドキュメントも10本収録。


著者情報
門倉 貴史(カドクラ タカシ)
エコノミスト。1971年神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。専攻はマクロ経済学。同大学卒業後、横浜銀行のシンクタンク浜銀総合研究所の研究員となる。社団法人日本経済研究センター、東南アジア経済研究所(シンガポール)への出向を経て、2002年に第一生命経済研究所に移籍、経済調査部主任エコノミストになる。2005年7月からは、BRICs経済研究所の代表に就任。専門は、日米経済、アジア経済、BRICs経済、地下経済と多岐にわたる。同志社大学非常勤講師

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2008年03月11日

SOTOKOTO(ソトコト) 2008年4月号

iconicon出版社名 木楽舎(雑誌コード:05801)
発行間隔 月刊
発売日 2008年03月05日発売
サイズ A4ワイド判
価格 800円(税込)

今回のソトコトは、グリーンエネルギーを重視した暮らし方と住宅づくりを実践している人たちの情報でいっぱい!

【保存版総力特集】グリーンエネルギー入門
ふだんは目に見えないけれど、目に見えて重要度が高まってるものって?
答えはエネルギー。コンセントの向こう側からやってきて、コンセントのこちら側で僕たちの生活と強くつながる存在です。 
なかでも、CO2を削減する再生可能なグリーンエネルギーに熱い視線が注がれています。
今回は3択のクイズ方式で、グリーンエネルギーに関する知識を楽しく学んでいきましょう!あなたは満点とれるかな? 


◆パリっ子のモンゴル移住が大ブーム?
 フランスの南西部で「パオ」を建てて暮らす20代のカップルは、
 太陽光発電とストーブの煮炊きで暮らしている。

◆EUの首都に選ばれたロラン島って?
 ロラン等の幼稚園で働くカーステン先生の自宅は太陽光と風力で
 完全に電力独立しているし、太陽光温水器でお湯も沸かしている。
 車は菜種油で走り、庭に建てたティピーに子どもたちを招いている。

◆電気をつくり続ける働き者の微生物?
◆アリゾナは葉っぱの光合成で発電中?
◆シルクを着れば温暖化って防げるの?
◆非電力化の冷蔵庫が流行中ってホント?
◆やっぱり石油を使っちゃダメですか?
■アントナン君の華麗なるピレネー生活。
■世界一エネルギーコンシャスな島・ロランに上陸!
■ティエリー・マルクス、新宿・思い出横丁を泳ぐ。

■省エネプロダクト決定戦で、個人的に気に入ったモノ
jinriki.jpg・人力フォークリフト
 株式会社 ソシード技研
 http://www.soceadth.co.jp/

kirinkun.gif・ペレットグリルヒーターきりん君
 http://www.groovetrip.jp/kirinkun/index.html

jyositu.jpg・非電化除湿機 http://www.hidenka.net/hidenkaseihin/dehumidifier/index.htm

angeeWhite.jpg・エアロアシスタント 
 http://www.aero-life.jp/

ほか
≪特別付録≫
ソトコトCD「中米・ベリーズで花開いた奇跡のアフロ・サウンド」
≪別冊付録≫
チビコト「ロハスプロジェクトから、月光町アパートメント誕生」

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