2011年08月01日

金の卵―ニワトリへの愛情が黄金ビジネスを生む!

タイトルからビジネスの本かと思っていたら、養鶏の本ですた。
でもビジネスのヒントになることも満載でした!

著者はライターさんなんだけど、主役となるのは大学時代からニワトリの研究をしていて、卒業後は少し紆余曲折するも、やっぱり養鶏関連の商社に就職して、40歳頃に病気になったのがきっかけで会社を辞めて養鶏農家として独立した人。

ニワトリへの愛情がたっぷりで「ニワトリにとってストレスが無く×養鶏を商売として成り立たせる×人が安心して食べられる」という理念で、指で摘んで黄身を持ち上げることが出来る卵を産んでくれるニワトリを育てている。

でも実はこの「指でつまめる」卵というのは、ちょっといい卵ならどこのものでもつまめるのだそうで、実は特別なものというわけではないらしい。でも、この人が一番最初にテレビかなんかの取材で指で摘んで持ち上げてみせたとか!

ということで有名になってどんどん注文が増えるようになってどんどん拡大することが出来た。
その途中で持ちかけられた共同経営では、相手の土地に鶏舎とお店を開いてしまったのが仇となって全てを失ってしまうのだが、その後には自分の所有の鶏舎を立て直し、再起する。

直売のためのお店とか、この卵を使ったロールケーキもヒットして、商売としてもキチンと成功し、従業員もしっかりと雇い、フランチャイズ型で関西や関東にも届けやすい卵にしようとしたんだけど、独立した人たちがフランチャイズを解消して離れてしまい、裁判にまで及んだことがある。

あと興味深いのが、養鶏農家といえば「臭い!うるさい!」として嫌われるのが常なのだが、この養鶏方法では臭くならない、うるさくならないのだそうだ。それだけニワトリにとっての良い住環境を整えているということなんだけど、だったら全国の小規模な養鶏農家は彼を見習えばいいのに、そういうふうにもいっていない。

相変わらず影響を受け易い私は、この人のもとで研修して、フランチャイズとして自分で養鶏をしてみたいもんだと思った!

緑の農園
http://www.natural-egg.co.jp/

内容紹介
おいしくて安全、黄身を指でつまめる「つまんでご卵」。
価格は3倍なのにリピート率は80%超!
儲かる秘訣はニワトリへの愛情!?
ニワトリの幸福が農業ビジネスを成功に導く!

胸を張って、農業で儲ける。その秘訣は…ニワトリへの愛情!ニワトリの幸福が農業ビジネスを成功に導く。

著者について
佐藤剛史(さとう・ごうし)

農学博士。現在、九州大学大学院農学研究院助教。
1973年、大分県生まれ。研究と実践活動の統合を目指し、環境保全や食育などの分野で多彩な事業を展開。年間の講演は100回を超える。
主な著書は『ここ――食卓から始まる生教育』『いのちをいただく』(以上共著、西日本新聞社)、『すごい弁当力!――子どもが変わる、家族が変わる、社会が変わる』(五月書房)など、いずれもベストセラー。
新聞、テレビ、ラジオなどへの出演も多数。

早瀬憲太郎(はやせ・けんたろう)
(有)緑の農園・代表、養鶏部門・営業・技術担当。
1947年、岐阜県生まれ。東京農業大学農学部農学科卒業後、漫画家、私立高校講師を経て、ニワトリの総合商社のグループ企業に入社。
慢性腎炎の悪化を機に退職し、福岡県で農場を開設。『緑の農園』で生産される『つまんでご卵』は好評を博し、常に品薄状態。
農産物販売の直売所『にぎやかな春』、ケーキ屋『つまんでご卵ケーキ工房』も店舗展開している。
趣味は、読書、漫画描き、動物飼育、ダイビング、食材研究、古武道などなど、多すぎて仕事に差し支えるほど。

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2011年07月29日

究極の田んぼ 耕さず肥料も農薬も使わない農業

本を読むと影響を受けやすい私ですが、やはりこの本の著者のように何十年もかけて実践して結果を出してきた人の言葉は重い!

「耕さない」「肥料を入れない」「農薬を使わない」そして収穫量たっぷりの毒性のないお米を作ることが出来る。

これって、自分の頭で考えて、自分で調べて、自分で試してみたからこその得られた本当の知恵なんじゃないだろうか!

慣行農法では冬には水を張らない田んぼに、冬の間もずっと水を張り続けることで「イトミミズ」を生育させ、彼らが食べて糞を出すことでそれが肥料となり、人が肥料を入れる必要がなくなる。さらにその糞が堆積することで雑草が生えにくくなり、簡単に草拾いをするだけで済んでしまう。除草剤を撒く必要なんて無い。

植えるための稲は、稚苗に成ったら田んぼのプールに浮かべて成苗になるまで育てる。それを専用の田植機で、昨年に植えた稲の間に植えていく。だから耕す必要もない。トラクターなんていらない!

此の様に「いらない尽くし」の農業だから、農薬や肥料を売ってる業者には評判が悪い。それを販売してる農協からも評判が悪い。
でも、農家はもう、農協とは別の販路を自分で持つようにならなければ、真っ当な収入を稼ぐことはできない。自作の作物を買ってくれる消費者の声に耳を傾け、それをヒントに作物を作って直接売るようにならなければならない。

ということで、農法から販売まで、農業を経営するのなら必ず考えなければならないことにちゃんと考察が至っていて、とても学びになる本でした。

以前に読んだ本では、大きな爪をトラクターに取り付けて、耕運機では届かないような地中深くを掘り起こすことで畑を活かす農法が凄いと思ったけど、今回は「全く耕さない」ことが大切な農法ということで、手間もお金も節約できるのにがっちりと収穫できるという、素晴らしい農業のお話でした!

いつか自分でもやってみたいな!

内容紹介
怠け者、変わり者と笑われながら、長年の試行錯誤と工夫の積み重ねによって、田んぼを耕さず、農薬も肥料も使わずに多収穫のイネを作ることに成功した男の物語。地球と人と生きものに優しい市民農園・村おこし構想を提言!

不耕起移植栽培の普及と環境再生農業の提唱で2008年度吉川英治文化賞に輝いた著者が、市民と農家が共に楽しめる、地球と人と生きものに本当に優しい市民農園・村おこし構想を提言する。

著者略歴
岩澤 信夫

1932年、千葉県成田市生まれ。旧制成田中学(現・県立成田高校)卒業後、家業の農業に従事。70年代末からコメ作りの研究に没頭。冷害に強いイネ作り、不耕起栽培、成苗の手植えなどについて、試行錯誤しながら工夫と実験を積み重ねる。85年頃から不耕起移植栽培を全国の農家に提唱、農機具メーカーと専用田植機の開発も始める。93年、「日本不耕起栽培普及会」を設立、会長に。2002年、「自然耕塾」を開校

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2011年05月31日

農と都市近郊の田園暮らし

うらやましいなあ〜!著者のような、半農半自営業という暮らし方。
著者は元は都市開発のディベロッパー出身の一級建築士。だからこういう暮らしを始めるときにも蓄えがきっちりとあったのかな?

この本は、そんな著者が脱サラして米や野菜を作りながら、ここが重要なんだけど!自給自足ではなく、初めから「商農」を目指して、素材をそのまま売るのではなく加工品にして付加価値をつけて販売する考えで農業を始めている。
こういう所が一般の脱サラ農業本とは少し違うところだ。

ただ、この本自体は著者の暮らしのエッセイというところに留まっており、こういう暮らしを始めるためには何がどれくらい必要なのか?という数値が載った入門書のようにはなっていない。

まあ、そういうところは人それぞれ規模を考えながら費用を算出していくしかないけど、何をどのような手順でどこで行うかなどは結構役に立つと思う。埼玉県の羽生市というところがこんなところにあったなんて、地図を見せられて初めて知りました。大宮よりも遥かに北の県境にありながら、東武伊勢崎線で都心から1時間。

こんな暮らし方を考えて、実際に始めてしまっている人が居るということだけでも価値観の変換になると思う。

内容紹介
子供たちの時代への布石 一反農(いったんのう)のススメ

【必要最小限の田畑と農産加工で、必要最小限の稼ぎ】【都会での事前準備】――有機農場、農産加工所、建築設計を「並行」して営む筆者が語る、農のある田園暮らしで挫折しない実践法。
ブームとは無縁の、落ち着いた幸せの日々がここに!!

1. 田園生活をデザインする――都市と田園の生活を並行する/活躍する家畜など
2. 田園生活への助走――都会でできる商農の準備/ベランダでバケツを使った試験栽培など
3. 「自給農」ではなく「商農」からスタート――生産・加工・販売をバランスよくなど
4. 商農の切り札は加工――子供たちが審査員/加工品を売るための届け出など
5. 農産加工所の作り方――簡単なプランの作り方/最小限のスペースで/調理器具など
6. 農産物加工品の売り方――顧客リスト/ストーリー性のある商品/売れる商品など
7. 糧工房の試み――週1店長/3分の1ルール/ワークシェア/親子環境レクチャーなど
8. 販売計画をもとに生産計画を立てる――田園カレンダー/家庭菜園と家庭稲作など

必要最小限の田畑と農産加工で、必要最小限の稼ぎ都会での事前準備―有機農場、農産加工所、建築設計を「並行」して営む筆者が語る、農のある田園暮らしで挫折しない実践法。

著者について
後藤雅浩(ごとう・まさひろ)

1965年年東京生まれ。
埼玉県羽生市で農場と農産物加工施設「糧工房(かてこうぼう)」を切り盛りする傍ら、雨読晴耕村舎(うどくせいこうそんしゃ)一級建築士事務所を運営。「田園型社会」への移行を提唱しそのライフスタイルと社会システムを提案している。
妻と子供3人の5人家族。
2008年毎日農業記録賞(優秀賞)受賞。
著作に『これなら誰でもできる 日本の杉で小さなお家 ――セルフビルドの新工法――』(農文協)がある。

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2010年11月27日

小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール

小さく始めて農業で利益を出し続ける7つのルール―家族農業を安定経営に変えたベンチャー百姓に学ぶ

澤浦 彰治 ダイヤモンド社 2010-03-05
売り上げランキング : 46683
by ヨメレバ

この本の著者は、もともとコンニャク芋を生産してコンニャク作りを始めた家族経営の農家さん。
それが、野菜作りを初めて漬物に加工したり、独自の販売ルートをコツコツと創りだしていき、「相場」に影響されない農産物の売買を確立していった人。

すごいね!
とても堅実にコツコツと“農家として自立した経営”を目指していった、その経緯を詳細に教えてくれています。
「お宅は規模が大きいからできたんだね」と他の農家から言われる中、初めから大きな規模で経営している会社なんてないと諭す。

まずは家族の手作業で家庭用ミキサーを使ったコンニャクを作り始め、お客さんが増えるに従って少しづつ大きな工場にシフトしていく。
ほんとに基本中の基本を守って経営していくことが大切なんだってことを思い出させてくれる本でした。

農業ヤル人にはうってつけの本です!

本の内容

ルールを守れば、独立1年目から
売上4000万円を上げられる!
もちろん黒字!!

これから始める人、小さな農家でもできる
安定した収益を上げる農業マネジメント

いま、日本の農業は転換期を迎えようとしている。かつてアメリカの農業がアグリカルチャーからアグリビジネスに変わったように、日本の農業も農業ビジネスへと変革しようとし、最近ではくつかの成功した農業法人も現れている。
野菜くらぶ、グリンリーフなど4社の農業関連法人の社長である澤浦氏も、潰れそうな零細農家から農業経営で成功した経営者の一人。農業がビジネスとして確立するためには、ほかの業種と同様にマーケティング、商品開発、流通、生産管理、ファイナンス、労務管理などをきちんと行い、それらをマネジメントする経営者が必要になるが、ただそれだけでは成功しない。
農業技術などの生産面のほか、人材、資金調達などは、農業独自のものが必要になる。農業ではどのような運営を行っていけばいいのか――、澤浦氏の実体験を基に、農業をビジネスとして成功させるポイントを明らかにする。新規就農者にとっても、既存の農家にとっても、これからの農業経営のあり方を示す新しい農業の教科書!

成功する人と、成功しない人の差は何か?
農業を続けられる人と、辞めてしまう人の差は何か?
それは意外に単純なところにある。

「仕事に対する志があり、未来投資費である〈利益〉を出し、経営として成り立たせている」

農業の成功のポイントは、ここにある!

好きな農業を続けるには、利益を出していくことが大切
個人から始められる、農業経営の成功法則!

ルール1 はじめての人が利益を出すために、成功者に共通するコツを学ぶ
ルール2 作物を商品化することで、利益は生まれる
ルール3 農家ならではの食品加工をすることで、利益率を高める
ルール4 経営規模に合った自分のお客様をつくる
ルール5 できる農家は毎日欠かさず日記をつけている
ルール6 手元資金があっても、設備資金は借金をする
ルール7 個人と組織を活かす「方針管理手帳」で、利益を出し続ける

著者について
澤浦彰治(さわうら・しょうじ)

野菜くらぶ、グリンリーフ、サングレイス、四季菜 代表。1964年、農家の長男として生まれる。農業高校を卒業後、畜産試験場の研修を経て、家業の農業、養豚に従事。コンニャク市場の暴落によって破産状態に直面するなかで、コンニャクの製品加工を始める。1992年、3人の仲間と有機農業者グループ「野菜くらぶ」を立ち上げ、有機野菜の生産を本格的に開始。1994年、グリンリーフを立ち上げ、農業法人化する。第47回農林水産祭において、蚕糸・地域特産部門で「天皇杯」を受賞。群馬中小企業家同友会副代表理事、日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会理事、沼田エフエム放送取締役。

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2010年08月22日

脱サラ農業で年商110億円! 元銀行マンの挑戦

脱サラ農業で年商110億円! 元銀行マンの挑戦

鈴木 誠 角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-02-10
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おすすめ平均 starAve

by ヨメレバ


著者の農業に対する「理念」農業者は経営感覚を持つべし!
というのはよくわかりましたが、会社であるナチュラルアートのことについてはなんだかあまり良くわからない。

全体的に概念的な話や繰り返し農業理念を語っている本です。
太極から農業という事業に関心のある人にとても参考になる本です。

「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ、人ノ下ニ人ヲ造ラズト云ヘリ」

「サレドモ今広クコノ人間世界ヲ見渡スニ、カシコキ人アリ、オロカナル人アリ、貧シキモアリ、富メルモアリ、貴人モアリ、ソノ有様雲ト泥トノ相違アルニ似タルハ何ゾヤ」

どうしてそんな違いが出ているのかといえば、学問をよくおさめているか、おさめていないかの差である― 『学問のすゝめ』

内容紹介
ゼロから起業し、6年で年商110億円を達成した男が明かす「儲かる農業」の仕組みとは?各国が輸出規制を強め、日本の「食」が危機を迎える中、日本の農業を元気にする!という夢に挑戦する男の姿を追う。
日本の農業を元気にしたい!“異端児”が農業革命に挑戦する。ゼロから起業し、6年で年商110億円を達成した男が明かす「儲かる農業」の仕組みとは。

著者略歴
鈴木 誠

株式会社ナチュラルアート代表取締役。昭和41年青森県生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、昭和63年東洋信託銀行(現・三菱UFJ信託銀行)入行。本店営業本部にてベンチャー投融資、上場関連業務担当、野村證券・企業部への研修派遣などを経て、平成10年同行を退社。平成12年慶應義塾大学大学院経営管理研究科(ビジネス・スクール)修了後、日本ブランド農業事業協同組合の設立に参加し、初代事務局長に就任。平成15年3月に株式会社ナチュラルアートを設立、農畜産物等の生産・加工・販売、農業経営のコンサルティングを行っており、設立7年目にして、年商110億円の企業に成長させた

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2009年06月17日

農で起業!実践編

農で起業!実践編農で起業!実践編

築地書館 2009-04-04
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新しい農業のススメ
著者/訳者名 杉山経昌/著
出版社名 築地書館 (ISBN:978-4-8067-1381-4)
発行年月 2009年04月
サイズ 244P 19cm
価格 1,680円(税込)

起業の本なのに、廃業プランの事までちゃんと考えているのがこの本の素晴らしいところだ!!

なんせ、個人事業ならともかく、実際に法人の廃業に関して情報を探してみると、手続きなところですらほとんど情報が見つけられない。

ほとんどの人が初めから辞める時のことまで考えて起業する訳ではないかもしれないが、LLPなど、事業期間を定めて開始する事業形態も現れ始めた今、だらだら運営していくよりはよっぽど賢い選択だと思うのだが。

農業経営の事に関しては、やはりアクションプランをしっかりと書き出して、それを確実に潰して行くというやり方が、こと農業においては革新的だと言える。

農家って、自分の経験で覚えていくだけで、農業日誌をつけていれば良いほう。日誌に終わらず、計画書として残して実践していくというのが重要だと思う。

他の農業経営の話は、著者が長年かけて改良を加えてきた独自の記録ぼでもあり、内容がちょっと難しい。

その他、行政に対する著者なりの考え方が理に叶っており、農水省の担当官にはこの著者の提案をしっかりと反芻し、改善していってもらいたい!

本の内容
就農して20年になる著者が不況知らずの農業を楽しみながら、ずっと続けて利益を出す秘訣を公開。経営のハイパフォーマンス化を実行して、ローリスク・ハイリターンの小さくて強い農業を作り出す。

目次
1 誰でも成功できる農の世界へようこそ
(自由で楽しい農業を目指そう
 就農前の準備が成功を決める
 経営を進化させるデータ管理術
 農業をビジネスに作りあげろ
 進歩と効率化に限界はない)

2 農を実践する!(開花・実留り編
 宅配サービス編
 施肥編
 発芽編
 資材管理編
 観光農園編
 経営を自動的に進化させる
 栽培管理と農業の未来)

3 農を次世代に託す(農を廃業する!
 責任ある撤退プラン
 葡萄園スギヤマが目指す理想の撤退モデル)

著者情報
杉山 経昌(スギヤマ ツネマサ)

1938年(昭和13年)、東京都に生まれる。5歳のとき疎開して千葉県で成長し、千葉大学文理学部化学科を卒業。サラリーマン時代に得た徹底的なデータ管理技術を活かして、現在、専業農家

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2009年06月13日

米で起業する!

米で起業する!米で起業する!

築地書館 2008-03-31
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ベンチャー流・価値創造農業へ
著者/訳者名 長田竜太/著
出版社名 築地書館 (ISBN:978-4-8067-1363-0)
発行年月 2008年04月
サイズ 181P 19cm
価格 1,680円(税込)

タイトルから見て、別にアメリカで起業する訳ではありません。

米農家って、出荷を農協に依存しているのが大多数だから、
米価格は農協が提示する低価格に従う意外に他に無いかのように言う農家さんがほとんどで、

実際、「農協の大罪」という本によると、農協に出荷しない農家には村八分のような制裁が加えられるので、気楽に独立した商売を行うことはできず、やるならば今後は完全独立型の商いを営む覚悟が必要だと聞く。

んで、この著者も農協出荷型米栽培からは2年で脱却し、ほぼ全て消費者との直接売買に切り替えることで1つ目の成功を手にした。
その、直接消費者に販売する手法も大まかに紹介されているので参考になる。

だが、この本の真骨頂は、米の周囲にあって、これまで廃棄されてきたものを付加価値のある商品として成り立たせたこと。

米ぬかから抽出した「ギャバ」を使った健康食品。
有限会社ライスクリエイト

そして、米ぬかを原料とした自然塗料「キヌカ」。
日本キヌカ株式会社
http://www.kinuka.co.jp/

この二つを独自に販売する法人を設立し、米の「生産者」にあらず、農業の経営者として活躍するのが著者だ!

農業は、このような経営視点に切り替えられるかどうかが生き残りの分岐点なのだが、これができる人間が圧倒的に少ないのが問題なんだよね。

目次
1章 変歴専業農家誕生!
 「専業農家」への道
 専業農家の修業時代
 ふつうの農家からはみ出せ!
 産業廃棄物を宝に変える
 ベンチャー企業の方法論)
2章 幸福は、行動の積み重ねだけが保障する―
 「作業」と「仕事」の違いを考えたことありますか?
 仕事を楽しく、効率的に!
 自分で選び、自分で稼ぐ楽しい農業
 パラダイム・シフトを見据えて)
3章 第一次産業が最先端産業になる
 農業の無限の可能性
 「幸せ」を提案する産業)

本の内容
石川県小松市に稲作農家の次男として生まれ、コメ農家とベンチャー企業社長の2つの顔を持つ著者が提言する「新しい農業経営」。これからの100年、農業はチャンスでいっぱい!経営効率化のヒント、現状否定から開けてくる事業の可能性、次世代に継承すべきモノとコトを説く。

著者情報
長田 竜太(オサダ リュウタ)

(株)日本キヌカ、代表取締役社長。石川県小松市に農家5代目次男として生まれる。農林水産省農業者大学校卒業後、「おさだ農場」でパソコン簿記を導入し、農業に勤しむ。食と健康へのこだわりから有機質肥料100%のコメ作りを行い、補助金に依存しない完全無借金経営を実践。1996年、コメ糠の有効利用に注目して「(有)ライスクリエイト」を設立。特許流通促進事業の国内第1号として国と国有特許実施契約を締結。「玄米ギャバ液」「玄米ギャバ微粉末」を発売。2006年「日本キヌカ株式会社」設立。お米から生まれた自然塗料キヌカが第4回エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞受賞。DIYホームセンターショー「人と環境にやさしい商品」部門で2年連続金賞受賞

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2009年05月06日

奇跡のリンゴ「絶対不可能」を覆した農家木村秋則の記録

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録

幻冬舎 2008-07
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おすすめ平均

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著者/訳者名 石川拓治/著 NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班/監修
出版社名 幻冬舎 (ISBN:978-4-344-01544-9)
発行年月 2008年07月
サイズ 207P 20cm
価格 1,365円(税込)

噂どおりに、ぐいぐい読ませる本でしたね!
無農薬は当然のこと「無肥料」というと驚く人が多いと思いますが、
「自然農法」では当然のことです。

一般的に浸透している「有機農法」とは全くの別物であることを知って欲しいです!
有機農業はキチガイの如く雑草を取り去り、過剰な手間をかけて牛フンや鶏フンと落ち葉などを混ぜ込んで、数年がかりで発酵させたモノを肥料として使うのです。

自然農業は、無肥料です!
余計な栄養を与えることで植物に虫や病気が付きやすくなるのです。

自然農業は、雑草を取りません!
雑草に土地を耕してもらうから土がふかふかです。

上記のような無駄な手間をかけて、農業は大変だあ、なんて言うくらいなら、一度自然農業に挑戦してみるといいと思います。

著者が7〜8年困り続けたのも、上記のような自然農法の基本をちゃんと押さえていなかったからですね。
それでも苦難を乗り越えて、世界に影響を与えられる「無農薬リンゴ栽培」を確立させた木村さんには、やっぱり感動してしまいます!

本の内容
ニュートンよりも、ライト兄弟よりも、偉大な奇跡を成し遂げた男の物語。

著者情報
石川 拓治(イシカワ タクジ)

1961年茨城県水戸市生まれ。ノンフィクションライター

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2008年09月02日

ブルーベリー読本

ブルーベリー読本ブルーベリー読本

平凡社 2007-04
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著者/訳者名 藤門弘/著
出版社名 平凡社 (ISBN:978-4-582-54240-0)
発行年月 2007年04月
サイズ 229P 19cm
価格 1,365円(税込)

この春ころから、カヤックやライン下りなどで川遊びをすることを夢見て、またなんだかアウトドアな趣味や田舎暮らしな趣味がむくむくと頭をもたげていた時に、ちょうど「ソロモン流」で田舎暮らしの達人として紹介されたのがこの本の著者。

「アリス・ファーム」
http://www.arisfarm.com/

画面で見た英国風の壮大な芝生ガーデン、それを囲む遠くの木々、宇宙まで透けて見えるような空に大感動!!!

この本はそんなアリスファームの主要農産品であるブルーベリーの栽培について、著者独自(とまでは言わないか)の手法を紹介している。

ブルーベリーの栽培法だけ知りたかったら、それ専用の本を探して読んだ方がより詳しいのだけど、このアリスファームの暮らしとリンクした栽培の軌跡とか、暮らしのエッセイとかにつよく興味をひかれた。

通年を通したスタッフ募集とかしていないものだろうか?
こんな土地で暮らしたい。
やっぱりもともと雪国出身の私は、雪が恋しい〜。

目次
はじめに ブリーベリー・ガーデニングのすすめ
「育てる」編(ブルーベリーへのガイダンス
ブルーベリー栽培の基礎知識
ブルーベリーの庭植え栽培
ブルーベリーの鉢栽培
さし木でブルーベリーを殖やす)
「味わう」編(ブルーベリーは魔法の果実
保存、加工とクッキング
ブルーベリー・クッキング)
巻末エッセイ ブルーベリーの咲く丘で


本の内容
可憐な花、美しい紅葉、おいしくて健康によい果実—こんなブルーベリーをもっと身近に。育てて食べる楽しみを知るための本。アリスファームのブリーベリー園から、その実践的知識を紹介。

著者情報
藤門 弘(フジカド ヒロシ)

1946年、中国・上海市生まれ。立教大学卒業。早稲田大学中退。73年立大ヒマラヤ登山隊に参加。下山後、インド、シルクロードの旅を経験。73年帰国後、飛騨での家具作りの生活に入り、アリスファームを設立。77〜78年、アメリカへの旅に出て、シェーカー教団が実践した高度の自給自足を生き方の指針とする。83年以降、北海道を拠点にシェーカー家具製作に取り組む。ものづくりやアウトドアの分野で幅広い著作活動を行っている

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2008年02月11日

地域の味がまちをつくる 米国ファーマーズマーケットの挑戦

地域の味がまちをつくる―米国ファーマーズマーケットの挑戦地域の味がまちをつくる―米国ファーマーズマーケットの挑戦

岩波書店 2006-05
売り上げランキング : 322408

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著者/訳者名 佐藤亮子/著
出版社名 岩波書店 (ISBN:4-00-023836-1)
発行年月 2006年05月
サイズ 162P 19cm
価格 1,890円(税込)

著者はアメリカ留学中に連れていかれたファーマーズマーケットに感動し、アメリカ各地にあるファーマーズマーケットを見て聞いて歩いた。
本書はその報告談である。

著者が留学によって出会った様々な人々との触れ合い談も非常に面白い!特に、日本人はなぜ毎食ライスを食べるのか?というアメリカ人の疑問が、著者が“正しく”炊飯器を使ってご飯を炊いて食べさせてあげたことですぐに理解したエピソードが好き。

本当の美味しい食べ方を理解することで、味には大雑把で鈍感だと思っていたアメリカ人にもちゃんと繊細な味がわかるんだという発見が面白い!

目次
はじめに――大根かついで飛行機に乗る

1章 農家市場へ行こう!
  農家が集まって開く市場
  サツマ・サプライズで始まったニューオーリンズ ほか)

2章 ファーストフードの国の食卓事情
  てんやわんやのジャパン・ナイト
  ファーストフードの国は超多忙 ほか)

3章 復興する市場
  ファーマーズマーケット・ルネッサンス
  ファーマーズマーケットと「直売所」 ほか)

4章 畑への入り口、都市への入り口
  お祭り気分でマーケットへ
  スーパーマーケットの逆をいく ほか)

5章 ほつれかけた何かを紡ぎ直す
  倉庫街で突撃インタビュー
  センス・オブ・コミュニティ ほか)

あとがき


それぞれ場所によって少しずつルールは異なるのだが、出店者の基本ルールを挙げる。
・出店者が自ら生産もしくは採取したもの、あるいは自分で加工した品物を販売すること
・再販(仕入たものを販売すること)は禁止
・農業者以外が出店する場合も、出店農家や近隣生産者から原料を仕入れるのが原則
ルール違反をした場合は説明を求め、最悪の場合は永久参加禁止となる。

なぜアメリカがこれほどの肥満体国となったのか、著者の考察が面白い。
アメリカ人はビジネスマンや学生のみならず、ママたちもスケジュールがぎっしりと詰まっている。仕事、趣味、遊びでとにかく「忙しい」状態なのだ。忙しいからとにかく簡単に手早く食べられるものが好まれる。
この「忙しがり」が早食い、ながら食いをし、満足感を得ようと味を濃くする。そして付きすぎた脂肪を落とすために貴重な時間を割いてジムに通い、さらに忙しくなるという悪循環がある。
明らかに今の日本も「忙しい」アメリカの後追いをしている。

それぞれの地域のファーマーズマーケットの話がなんでこんなに面白いのだろうと考えてみたら、ファーマーズマーケットそれぞれに物語があり、そのマーケット参加者にもそれぞれの物語があるんだという事に気がついた。この本はそれぞれを丁寧に記述してくれている。

著者のコメントと詳細目次;出版社の特集ページ
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0238360/top.html

内容(「BOOK」データベースより)
アグリビジネスなどに象徴される巨大な農業ばかりが注目される米国で、地域の小規模農家の農作物を扱うファーマーズマーケットが活況を呈している。複数軒の農家が自分の農場で作った農作物を持って集まり、消費者に直接販売するファーマーズマーケット。地域の生産者と消費者が深く結びつくことによって地場産業が復活し、有機栽培野菜の生産、地域に根ざした特産品が増加している。
また、地域通貨の活用や福祉サービスの一環としての低所得者層へのチケット配布など、単に農作物を販売するだけでなく食生活の改善や地域再生につながる、さまざまな取り組みをレポートする。

内容(「MARC」データベースより)
複数軒の農家が自分の農場で作った農作物を持って集まり、消費者に直接販売するファーマーズマーケット。その活況の様子と、食生活の改善や地域再生につながるさまざまな取り組みを、米国からレポートする。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐藤 亮子
1962年生まれ。85年山形大学人文学部法学科卒業。
2002年千葉大学工学部都市環境システム学科卒業。
03年米国メリーランド大学都市研究計画専攻の修士学生として1年間留学。
05年千葉大学自然科学研究科博士課程前期修了(工学修士号取得)。
有限会社自然食通信社を経て91年よりフリーのエディター、ジャーナリストとして活躍。
株式会社WAN研究所取締役
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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2007年01月10日

農!黄金のスモールビジネス すごい経営余裕の黒字!

農!黄金のスモールビジネス農!黄金のスモールビジネス

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杉山経昌/著 築地書館 2006年09月 1,680円

やっぱり凄い!
この本を読むと、自分でも農業で成功できそうな気になって来るから凄い!
自分には願わくはパートナーが欲しいところではあるけれど。
でも、もう一度読み直してしっかりと頭に入れておきたい本でした。

本の内容
サラリーマン人生は時代遅れ…?発想を変えれば、農は「宝の山」!!
これからの「低コストビジネスモデル」としての「農」を解説した本。

目次
1 まずは価値観の転換からはじまる(農業は“おいしい”業界です―真の自由を手に入れる、創造的ビジネス
経済規模最小で生きる―小さな経営に宝あり!
時給3000円以下の仕事はするな!―自分の値段は自分で決めてしまえ ほか)
2 スギヤマ式スモールビジネスのコツ(スモールビジネスの極意―「ムリ」「ムラ」「ムダ」をはぶく
価格設定のコツを伝授します―“6倍の価格設定”が適正!
つくって、直接売る。―サービス業のマインドは絶対必要 ほか)
3 人生で大切なことは農で学んだ(夢を満たせる職業です!―“週休4日”で“上司もいない”田園生活
人間の本能に根差した生活を―太陽の恵みを回収しつくす
一七年間、お客さまが目の前で食べるのを見てきたが…―本当の美味しさとはなんだろう? ほか)

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2006年09月17日

これから欲しい農業本

●ブルーベリーの作業便利帳
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農山漁村文化協会 2006-02
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●農学基礎セミナー グリーンライフ入門 都市農村交流の理論と実際
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農山漁村文化協会 2005-06
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2006年09月10日

農業に転職する 失敗しない体験的「実践マニュアル」

農業に転職する―失敗しない体験的「実践マニュアル」農業に転職する―失敗しない体験的「実践マニュアル」

プレジデント社 2002-07
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有坪民雄/著 プレジデント社 2002年08月 1,575円

この本は、表題のとおり、農業への転職を考える人には、一度は読んでもらわなければならないと思う。
良い意味で、“出鼻をくじいてくれる”、甘い考えを捨てさせてくれる内容になっている。
でもそれは、見方を変えると、この本に説明されている点をしっかりと抑えて事業計画を立てることが出来れば、「こんなはずじゃなかった」という類の失敗を避けられるという事じゃないかと思う。

内容は、農業に対する夢やイメージだけで憧れている人に対し、
「ちょっと待ちなさい!この点についてちゃんと考えているのかね?」
という事を突きつけてくれる。

・有機栽培、無農薬栽培をやりたい

という人には、農薬に関してイデオロギーで考えるのではなく、毒性学という科学的な視点からの検討を考えさせてくれる。

・産地直売をやりたい

という人には、ネット販売の難しさ、専門小売店経営の運営をどこまで理解したうえで物を言っているのか?という事を確認してくれます。

農業を始めるという事も、結局は「起業」する事と同じ意味なので、経営計画、事業計画をどこまでしっかりと勉強し、作りこむかという事が大切な事なんだよ、という事をしっかりと教えてくれます。

●本の内容
経営コンサルタントのプロが、農業に転職!コンサルティングのノウハウとその実体験を、「失敗しない農業、失敗しない田舎暮らし」の「就農戦略マニュアル」として結実。

●目次
第1章 これからの農業に向く人、向かない人
第2章 どんな農業をやりたいのか
第3章 さあ、行動を起こそう
第4章 本格的な経営計画を立てる
第5章 農村で生き抜くための心得

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2006年08月29日

農業をやろうよ

農業をやろうよ農業をやろうよ

東洋出版 2006-06
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坂口和彦/著 東洋出版 2006年06月 1,500円

「なるほど!無農薬農業ってこういう風にやるんだ!!」
ということに感動を覚えてしまった本です。

その農業を実践しているのは、茨城県牛久市で50年以上も農業を営む高松さん。主に稲作。そして畑作。そのどちらにも成果を出しているとのこと。

60代の夫婦だけで営む完全循環型の農業は、試行・検証・実践を繰り返して確かな手ごたえを得ている。

園芸福祉で農園作りに取り組む中、無農薬有機栽培という理想を掲げながらも、普通の教科書に載っているようなやり方をしているだけじゃなかなか思うように成果を出せずに居た。

そういう中で一筋の光明を得られたような読後感であった!

これからの市民で作り上げる農業は、ただ近代農業を踏襲しているだけのものではつまらない。環境を破壊する根源となってしまった近代農業からは、根本的な転換が必要である。

そしてこの本は、確実にその答えを示してくれる、これからの農業従事者には必読の書となっている!!

但し、すぐに実践するには農機にお金がかかってしまうのが難点だ・・・。

●本の内容
このままでは日本のお米、麦、野菜がなくなる!今こそ、平成の老農、高松さんのやり方に学ぼう!このままではいけないと思っている人へ。農業経営に関心のある人へ。環境問題、食料問題に関心のある人へ。そして、毎日農産物を食べている多くの消費者へ。

●目次
プロローグ 知ってますか?農業
1 農業をするならこうしよう
2 高松さんを知っていますか?
3 高松さんからのメッセージ
4 高松式農業はすごいぞ
エピローグ さあ、始めよう

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2006年05月09日

農で起業する! 脱サラ農業のススメ

農で起業する!―脱サラ農業のススメ農で起業する!―脱サラ農業のススメ

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杉山経昌著 築地書館 2005年02月 1,890円

この本も、始めはただの起農者のエッセイかと疑っているところがあったのだが、
いやいや!これは「経営管理」というものを始めて私に教えてくれた「経営学書」であった!!

これまで農水省や県の農業研究所が蓄積し、体系化するべきであった“産業としての農業”のインフラの不備を厳しく指摘し、自らのサラリーマン経験によって「肥料」「計測」「情報」のこれまでのムダと、本当の大切さを説いている。

後半はそれだけではなくて、現代に百姓になる事の楽しさを語っていて、思わず自分で農業に取り組みたくなる。

久しぶりに火をつけてくれる良書でした。

本の内容

経験を積まなければ、農業は成り立たないのか?「感覚」や「感じ」「雰囲気」のような曖昧な領域であった農テクニックを、誰でもできるようにマニュアル化し、ビジネス的シミュレーションによって、成功にみちびく!めざすは、週休4日、上司のいない農家生活!外資系サラリーマンから専業農家へ…従来の農業手法に一石を投じた専業農家が書いた本。

目次

プロローグ 脱サラ百姓のススメ
(ストレスで胃に穴があく前に転職を考えるサクッと就農する ほか)

1 農業経営もビジネス―こうすればうまくいく
(ニッポン農業の3大時代遅れ「肥料」「計測」「情報」を克服しろ 農協の指導には、ムリ、ムラ、ムダが多い ほか)

2 ニッポンの農業事情
(味とは関係ない、見た目のオリンピックと化した果物市場 消費者が守られていない本当の理由 ほか)

3 理想のライフスタイルを手に入れた
(毎日が土曜日!農村でうまくやっていくには? ほか)

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